PMコミュニティ「PM Club」の運営体制変更のお知らせ(共同運営しより自走する体制にします)

2月に始まったプロダクトマネージャー用コミュニティ「PM Club」、こちらの運営を今後まいどるさん(@maidol_28)が代表を務めるPeerQuest社との「共同運営」にしていくことをお知らせします!(PM Clubのオーナーは佐々木が運営する会社が行いますが、運営を一緒にやっていただきます)。

今回、いろいろな背景がありこういった意思決定をするに至りました。どういう経緯だったのかをまとめ、今後目指す方向を改めてお知らせします。

勢いだけで始まったPM Clubとその課題

思いつきツイートから始まったPM Club

多くの人によく聞かれるのが「PM Clubうまくいっていてすごいですね!」なのですが、実は私はコミュニティを作るつもりは最初さらさらありませんでした。どういうことか?

私がやりたかったことは、プロダクトマネージャーの知見をもっと広い人が身に付けられるスクール事業だったのです。こちらは夏のリリースに向けて、去年から仕込んでいました。

そして、その様子を見学したいという人がいて、それを公開するために始めたSlackコミュニティが今の「PM Club」の前身だったのです。そのため、恥ずかしながらコミュニティ運用の体制がぜんぜん整っておらず、新しく入ってきてくれた人の盛り上がりだけでここまでやってきました。

開始から1000名弱になるも良い運用スタイルが見つけられず

そこから成り行きで1000名弱のコミュニティになったPM Clubですが、これ以上の規模になっていくと私ひとりがオーナーであることに限界を感じてくるようになりました。

実際、やろうと言っていた勉強会が企画倒れになったり、コミュニティの盛り上がりを作れるコンテンツがあるのにも関わらず手が回らっていなかったりと、現実的な問題が発生してきました。そんな中、このまま私一人がオーナーでいることにこだわるより、プロダクト作りをする人にとって良い場になってほしい。そう思ったとき、良いビジネスパートナーと出会ったため、迷いなく今回の決断ができました。

なぜPM Clubを一緒にやるのか?3つの理由

理由1:コミュニティ・イベント運用がより得意な(@maidol)と仲良くなった

PM Clubで知り合ったまいどるさんが代表を務めるPeerQuest社が開催している #開発PM勉強会 は毎月100名以上のPMやエンジニアに参加いただいているイベントです。彼女はエンジニア出身のPMで顧問業も務めており、私とやっていることが近いことから意気投合し、話しているうちに持っているノウハウが私にはないものが多くあることに気付きました。

そして一緒に開催したNotionイベントをきっかけに「ぜひPM Clubを一緒に盛り上げていってほしい」と打診したところ、快諾いただけて今回の流れになりました。

一緒に運営をすることで、よりイベントなどのコンテンツが充実し、PM Club本来の目的である「プロダクト作りをぶち上げる」というミッションに近付けると確信しています。

理由2:目指す世界が似ているなら一緒の方がより上手くいくと思った

#開発PM勉強会 をなぜやっているのか?私がまいどるさんに質問したとき、

すべてのPMの学びの場になればと思っている

そう答えてもらったとき、あれこれは私と同じではないか?と感じました。世の中にプロダクトマネージャーは数多くいますし、他にもPMコミュニティはいくつかあります。しかし、どのコミュニティも独立していて良くも悪くもクローズドになっているか、もしくはオープンになりすぎて誰も運営していないリビングデッドになっているか、どちらかの状態でした。

しかし、私は一人でやることにはあまりこだわらず、プロダクト作りに関わる人にとって良い場になってほしいと考えています。それであれば一緒にやった方が絶対に良い。そして世の中のためになる、そう思えたことが今回の決断を後押しした最も大きな要因でした。

理由3:佐々木の強みは「外へのPR」なのでコミュニティ内のことは任せた方が良いと思った

そして最後の理由は、佐々木個人の強みと弱みの話です。私が得意とすることは、

  1. 戦略を素早く考えること

  2. オペレーションを構築すること、考えること

  3. 言語化・PR活動

私はTwitter運用やnote記事での情報発信など「外への情報発信」はかなり得意なのですが、イベント開催のノウハウは持っていなかったのと、コミュニティ内での情報発信といういわゆる「内への情報発信」はあまり得意ではありませんでした。

私がどんどん前に進んでいくにつれ、色々な企画をするにつれ、コミュニティ内でそれを実行してくれる人と組んだ方が良い、そう思いました。前述した通り、PeerQuest社は毎月イベントを開催し、すでにコミュニティも持っていたこともあり、私よりそれが得意なのは実績からも分かっていたので迷いなく打診できたのが大きかったです。

今後PM Clubはどう変わるのか(中の人向け)

1. コミュニティ運用委員会を立ち上げます

今後より私がいなくてもコミュニティが盛り上がるように、PM Club内で「PM Club運用委員会」を作ろうと思います。そして私の承認がなくとも各自の判断でほしいイベントやコンテンツを企画し実行できるような体制を作り、現場での判断にゆだねていきたいと思っています。

今は私が決めなければ前に進めないという、完全に私自身が運営のボトルネックになってしまっているので、これを解消するためどんどん権限移譲をしていきたいと思っています。一緒に運営をしたいと思ってもらえたらぜひお声がけください!まだコミュニティに参加されてない方でも大歓迎です。

2. PM勉強会を定期開催します

今後はPeerQuest社の #開発PM勉強会 と密に連携して、PM向けの勉強会を定期開催していきます。

PM Club内でもカスタマージャーニーマップ講座やNotion活用法など単発のイベントはありましたが、今後はより体系立ってプロダクト作り人材が増えるようなコンテンツを企画していきたいと思っています。

コミュニティの最大の価値は、ナレッジの蓄積にあると考えています。そのナレッジをアウトプットする場として、勉強会は最も最適な形の1つです。今後はよりPM Clubが「知見の宝庫」にしていきます。

3. PM Clubでのオリジナル企画を推進します

今後はPM Clubとしてよりオリジナル企画を開催していこうと思っています!

  1. プロダクト開発カードゲームを作成
    クラウドファンディングを開催して「誰でもプロダクト作りの流れを体験できる」ゲームを作っていきます

  2. PMコンテスト「PM王決定戦」を開催
    PMの知見をシェアし誰が最も有益であったかを競うコンテストを開催します!とある別のPMコミュニティと共同開催し、PM王の称号を優秀なPMの方に獲得していってもらいたいです。

  3. PMキャリア支援
    転職・副業はもちろん、ジュニアPMのキャリア支援をPMスクール事業だけでなくコミュニティ全体でサポートしていきます。今後プロダクト作りのキャリア(PM、エンジニア、デザイナーなど)を歩んでいきたい方がPM Clubを必ず経由する、そんな場になれればと思っています。また、転職の相談をしたい方、キャリアが不安な方もぜひコミュニティに参加してお声がけください!

  4. PM合宿会
    せっかく数多くのPMが在籍しているので、プロダクトの改善企画をみんなで出し合い学び合う合宿をやりたいと思っています!そしてこの合宿で改善案を出してほしい、スポンサードしてほしい企業様も一緒に募集しますので、詳細を楽しみにしていてください。

PM Clubのミッションは「プロダクトを作れる人を増やす」こと

私はもっと日本にプロダクト作りができる人材(主にPM、エンジニア、デザイナー)が増えていかないと、日本はどんどん世界から取り残される。そんな危機感がありました。ただでさえ少子高齢化で労働人口が減少するだけでなく、最近は円安や賃金停滞などの景気悪化も追い打ちになっています。

プロダクト作りは、日本が世界に付いていくための大事な手段であると確信していますが、それを学び実践できる場はほとんどありません。一部の優れたPMだけに仕事が集まり、知見と知識は一極集中の一途をたどっています。

そんな状況を、PM Clubが少しでも解決していけたらと本気で思っています。こんな想いに共感してもらえる方にPM Clubへ参加してもらえたら嬉しいです。

プロダクト作りを、ぶち上げる!これをミッションに、楽しんでやっていきます!ご興味ある方はこちらからPM Clubにご参加申請をお願いします。

P.S.

共同運営するまいどるさんのnote記事でも今回のことについて書いてくれていますので、よろしければご覧ください。


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