僕が首相だったら若者にどう伝える?コロナを自分事にして考える。
最近ニュースで菅首相の会見を見て『リーダーとしての伝え方』についてよく考えます。自分だったら政府の意向が届いていないと言われる若い人になんというかを考えました。
会社の意向を課員に伝える大変さを実感
普段は製造業に属する企業の新米課長としての気づきや、経験、考察、組織を変えるための苦悩についてnote投稿をしている『ケツアゴ新米課長』と申します。
最近のニュースを見ていると、緊急事態宣言を発出しても、一番伝えたい若者に危機感が伝わらないという問題をよく見ます。
日経の記事にも同じような記事が掲載されていました。
首相本人ではありませんが、最近はランチでの外食についてもコメントがありました。
それを受けて外食業の社長が『ランチで稼ごうと舵を切ったばかりの外食業をなめているのか!!』と怒っているとの報道も目にしたりしました。
うちの会社でも政府発表を受けた独自の行動同指針が出されています。
この会社に落とし込まれた行動指針を課員に伝えるのも僕の仕事です。
そういう意味では視野を超超超超広げて考えると、メッセージを伝えて行動を制限してもらうという意味では僕も首相も同じじゃないかと考えました。
この問題を自分事としてみることで自分にも気づきがあると思って取り組んでみました。
伝えるなければいけない点は何か?
『どう伝えるか?』を考える前には『何を伝えるか?』を整理しなければいけません。
伝えるべきことを列挙してみると・・
・誰とも接しなければ誰からもウイルスをもらう事はない
・ウイルスは飛沫を介して感染する
・飲み会でしゃべると飛沫が他人が食べる食べ物に飛ぶ
・食事は食べ物と一緒ウイルスを摂取するリスクがある
・だから感染源リスクが高いので避けなければいけない
・ということで、昼飲みもリスクは変わらない
ざっと上げてみましたが、たくさんありますね。
これを端的に説明しなきゃいけないし、このポイントを全部内包した行動を促さなければいけないとなるとこりゃ大変。
『みんなの前で伝える』という一点を取ってもやっぱり首相とは大変な仕事ですね。
伝え方のポイントは何か?
そして次に伝え方のポイントを考えなければいけません。
ポイントを上げてみると
・誤解が無いように伝わる
・要点が端的にまとまっていて、短く伝わる
・今感染者が多く、コロナ慣れしていると言われる若い人にも伝わる
・必要以上に外食産業に打撃を与えてはいけない
こんなもんでしょうか。
いやいやいや。これは大変ですね。
誤解を与えてはいけないのに端的にしゃべるとは。
やはり大変ですね。
どうやって伝えるのか考えてみた
それでここにやっとたどり着きます。
いくつか考えてみましたが、大変ですね。。。
案1:会話と飲食が同時だとキケン。1人での外食はOK!
どういう要素がいけなくて『飲食業時短営業要請』を出しているのかをしっかりと理解してもらうことをイメージしてみました。
居酒屋の営業そのものがいけなのではなくて、そこで起きやすい事象の感染リスクが高いという正しい理解をしてほしいです。
案2:今は家でゴロゴロするのが褒められる珍しい時期です。
ユーモア重視で、どういう行動をとるべきかを伝えることを意識しました。
『出歩くと怒られる』を『出歩かなければ褒められる』という褒められる要素として伝えることで、若い人の行動を先導してみようと考えました。
昨年の緊急事態宣言発出中にTwitterでバズったと言われる言い回しを参考にしました。
案3:家でゴロゴロしてるだけで世界が救えるってのは今だけです。
コロナ慣れしてしまっている若者に届けるために、出歩くことは世界を滅ぼす(肉体的・経済的に)というメッセージを極端に伝えることを意識しました。
それこそTwitterでバズった言い回しです。
案4:仲がいい人こそ飲みに行ってはいけないという時期です。
『友情』や『絆』という言葉が好きで、『コロナ禍でも飲みに行っちゃうくらい深い絆で結ばれてる』とすら思ってしまっている若者に、それが逆効果であることを伝えることを意識しました。
価値観の違いを諭すとともに、友達が死んでしまうリスクがあることを伝えることで、もう一度自分事化してほしいと思っています。
と、自分でも色々考えてみましたが、難しいですよね。
考えれば考える程、以前の記事で紹介したサイゼリヤの社長が社員に対して指示した言葉が最強だと感じました。
仕事をするときは自分がコロナウイルスに感染していると思ってください
これがすぐ言えるような人になりたいですね。
当然『何を言うか』よりも『誰が言うか』の方が大切である場合もあるので、言葉だけでなく行動もしっかりしなければいけませんね。
まとめ
今日の記事をまとめるとこんな感じです。
・自分の立場を首相に置き換えて『伝え方』について考えた
・コロナの怖さを若者に伝えるためのポイントを整理した
・ポイント別に4パターンの伝え方を考えた
・伝え方も大事だが、説得力が出る行動を心掛けることも大事
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