日々の言葉 #34『本日は、お日柄もよく』
今日の日々の言葉は原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』から。
フツーの会社員をしていた二ノ宮こと葉が、伝説のスピーチライターと出会い、人の心に届くスピーチの修行をする…という物語。
とにかくジンジン沁みるセリフが満載です。
「何かをひとつ極めるためには、何かをひとつ捨てなくちゃいけない」
これは主人公が、スピーチライターの仕事に専念するため、会社を辞めることを決めたときの言葉です。
覚悟と決意を感じさせるシーンでした。
実はわたしも昨年末で「会社員」を卒業しました。
複業を推奨する会社だったので、コーチ業をやるとしても会社員のままやることはできました。そしてその方が経済的にははるかに安定していたのだけれど。
それでもやっぱり安定を手放すことを選びました。
こと葉と同じで、この道を「極めたい」と思ったから。
コーチ業をやる目的と目標を整理して、「コミュニケーションの“つらい”をなくしたい」を掲げることにしたのは、自分自身がつらい思いを経験してきたからです。
とはいえ、目的地は、決めたからといって一足飛びに行けるものでもありません。まずは小さな目標を目印に、一歩一歩、歩いている途中です。
目標とは、幸せに向かう「道しるべ」のようなもの。
目的地までの道にはずれていないか、常に確認しながら進むことにしています。
でも、人間は自分が「本当に」望んでいることを把握できていないこともあります。達成してみたら「あれ?」ということにならないように。
心の声にはちゃんと耳を傾けたい。
いま、自分が望んでいることは、本当に心からの願いだろうか?
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