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【モヤカラ♪ vol.39】「信念」と「思い込み」は、どこで線引きできる!?

「信念」と「思い込み」は、何が違うんだろう。どこで線引きできるんだろう。

わたしはよくCOTEN RADIOを聞いているのですが、いま配信されている「ケマル・アタテュルク 〜ひとりの男がもたらす近代トルコの夜明け〜」編のラストに、そんな想いを抱きました。

欧米列強に「ケーキを切り分けるように」国土を切り刻まれ、経済的な決定権も失っていく中で、一発逆転、トルコを近代化させた英雄ケマル・アタテュルクの胸アツストーリーです。

シリーズを聞き終えて感じたのが、「信念」と「思い込み」の線引きでした。

ケマルが故国のためにとった政策は、すべての人に理解されたわけではありません。対立する勢力もいたし、それを追い落とすこともしながら、国家の舵取りをしてきたわけで。

「聴く力に自信があります」と言いつつこれかい!な姿に、「聴く力ってなんだっけ?」と思わせるような政治家もいるわけで。

みなさん、自分の「信念」って、お持ちですか……?

3年前に独立し、学習塾を起ち上げたてしまさん(@MrART2022)。「信念」に従ってキャリア相談や研修など、さまざまな事業に手を広げ、「まぁけっこう順調」な状態になってみて、ふとモヤモヤしたのだそう。

オレのワクワクどこいった!?

第39回「モヤモヤをカラッと♪(モヤカラ♪)」は、そんなモヤモヤを掘り下げてみました。

話しているうちに、パーソナリティのむらけんさん(@muraken7habits)も、実はわたしも「踊り場」にいたのだと判明!

独立した当初は、「軌道に乗せること」が当面の目標になります。会社員時代にはできなかったこと、やりたかったことがあればなおさら、それに自由に取り組めることは楽しいしかない。

でも、てしまさんの場合、いろいろやってみた結果として、「これが本当にやりたかったこと=燃えるようなYESだったっけ?」と疑問をもつようになってしまったのです。

最優先事項を優先するには、目的意識と使命感が要る。(中略)優先する必要のない物事に「ノー」とはっきり言えるためには、あなたの中に燃えるような「イエス」がなければならない。何よりも大切にすべきことを自覚していなければならないのだ。

『完訳版 7つの習慣』

やりたかったことに一通りトライすることができたので、ステージが変わったが故の悩みともいえますが、こういうときってちょっと苦しいんですよね。

適性や実力に気がついたりするタイミングでもありますし、逆になかなか結果が出ないことに焦りが生まれたりもします。

こういうときこそ、日々の「todoリスト」で安心するのではなく、得たい「結果」の解像度を上げたり、「being」について考えたりすることが必要なのかもしれません。まずは「やりたいことをやる」に立ち戻るのもアリです。

効果的な目標は、行為よりも結果に重点を置く。行きたい場所をはっきりと示し、そこにたどり着くまでの間、自分の現在位置を知る基準になる。(中略)目標があればこそ、自分のやることに意味と目的ができる。

『完訳版 7つの習慣』

配信では「もし10億円あっても、今の仕事を続けますか?」なんてことも話していたのですが、そんなおしゃべりの中でてしまさんがポロリとこぼした言葉がありました。

「辞めるときに考えていた構想こそ、“燃えるようなYES”だと思っていたけど、別に変わってもいいですよね!?」

もしかしたら、「これこそがオレの信念だ!」という「思い込み」にとらわれていたのかもしれませんね。

「最近サボってたので、セルフコーチングを再開します!」

そんな「明日からできる小さな小さな一歩=チョコッと7」も宣言していただき、近々「踊り場」組のみんなで『7つの習慣実践ドリル』をスタートさせることになりました。

毎日1問ずつワークをやりながら、「7つの習慣」を身につけていくドリルです。よかったら一緒にやりませんか?

『7つの習慣』を学びながら実践するコミュニティ(7SALON)のイベントで、講師の上條富彦さんが、

「燃えるようなYESなんて、そうそう見つかるもんじゃないですよ」

と仰っていたことがありました。

もしかしたら、てしまさんが最初に考えていたことは第1ステージのもので、その奥にもっと熱い、見つけたら最後、絶対止まれないような「燃えるようなYES」が待っているのかもしれない。

「信念」とか、「燃えるようなYES」とか、「パーパス」とか、「なぁぜなぁぜ」とか、かっこよさげな言葉を聞くと、自分も使いたくなってしまいます。

『7つの習慣』は第2の習慣で「終わりを思い描くことから始める」ことが大事と説いているので、よけいにそうなるかもな……と、正直に言って感じます。

でも、たぶん、日本で3万人以上の方に『7つの習慣』を伝えてきた上條さんが仰るように、「そうそう見つかるもんじゃない」とも思います。

「これをやったら成功する。儲かる。誰かのためになるからやる」と考えるよりも、「自分がやりたいからやる」の方が、シンプルに動けるはずです。

結果はコントロールできません。だからこそ、日々の行動の中にワクワクを見つけて、積み上げたその先に。

自分を突き動かす「信念」に気がつくのかもしれませんね。


前回、てしまさんが「モヤカラ♪」に出演してくださったときの記事はこちらです。ぜひ、一緒にどうぞ!

「パラダイムシフト=パラダイムを自覚して、世界の見え方が変わる」と、自分の世界が広がります。

「モヤカラ♪」シーズン2は、ゲストのお悩みをうかがい、問題の根っこにあるパラダイムを一緒に考えることで、明日のワクワクにつながるヒントをお伝えしています。

てしまさんのお話は、こちらから聴くことができますよ。ラスト5分が今までにない展開です!

「7つの習慣セルフコーチング」の公式サイトはこちら。

「モヤカラ♪」過去の放送はマガジンにまとめています。




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