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日々の言葉 #31『ザ・ギャンブラー』

今日の日々の言葉は、ウィリアム・C・レンペルさんの『ザ・ギャンブラー ハリウッドとラスベガスを作った伝説の大富豪』から。

「20世紀最強の勝負師」カーク・カーコリアンの半生を追ったノンフィクションです。

カーコリアンは、無一文からパイロットとなり、ハリウッドとラスベガスという町を作り上げた大資本家。ハワード・ヒューズと比較されることも多いカーコリアンですが、人前に出ることを嫌い、寄付も匿名を条件としていたのだとか。

「話し合いの余地がない唯一のものは団結だ」

この言葉は、故郷であるアルメニアが地震によって傷ついた際、復興のための慈善団体を起ち上げたときの言葉です。
彼が成功した秘訣のひとつが、「チームを信用しろ」だそう。

アドラー心理学でも、周囲にいる人を「敵」ではなく、「仲間」と意識することの重要性が説かれています。

チームが「仲間」で構成されているのであれば、信用するのは難しくない。
はず、ですよね。

でも、実際には部下を駒のように扱ったり、自分の思い通りに動かそうとしたりする上司は少なくありません。

アドラーは、人は「横の関係」でつながるべきとしています。職責として上下の関係はあっても、人間としては対等だから。

新年度にマネージャーに昇進したという方もいるかもしれません。

張り切る気持ちに加えて、ぜひ、メンバーと横の関係を築くよう意識してみてください。

信頼の土台となるのは、どんなものでしょうか?

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