露大統領顧問と露外務省付属大学学長、ウクライナの歴史を改ざんか?
ロシアは本当に色々な方法で他国を侵略しようとする。確かに、子供を洗脳しちまおうというのは手段としては効果的かもしれない。
今回は「Current Time」というニュースサイトの記事を紹介する。
Current Time - Radio Free Europe/Radio Liberty (rferl.org)
Current Timeは「ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、中央アジア、コーカサス、バルト諸国の視聴者にリーチする、編集上独立した24時間年中無休のロシア語ニュースプラットフォーム」で、「この地域におけるロシアの偽情報に対抗する重要なニュースソースとなっています」――と自称しており、「ロシアのウクライナに対する全面戦争が始まって以来、ソーシャルメディアプラットフォーム全体で動画の視聴回数は223%増加しました」――という事だ。
それではいってみよう。
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ウクライナ安全保障局(SBU)は、プーチン大統領の顧問メディンスキーとMGIMO学長トルクノフがウクライナの歴史を改ざんした疑いがあるとする報告書を提出した。
ウクライナ安全保障局(SBU)は、ウラジーミル・プーチンの顧問ウラジーミル・メディンスキーとMGIMO学長アナトリー・トルクノフがウクライナの歴史を改ざんした疑いがあるとする報告を行った。これについて、同局報道部は次のように報じている。
メディンスキーとトルクノフは、ウクライナの領土保全と不可侵性に対する侵害(刑法第110条第2項)、およびウクライナに対するロシア連邦の軍事侵略の正当化(刑法第436条の2第28条第3項)の疑いが持たれている。
調査によると、2023年、メディンスキーとトルクノフの共著による「ロシアの歴史。1945年-21世紀の初め。11年生。基本レベル 」という教科書が、ロシア軍に占領されたウクライナ領内のカリキュラムに導入された。
この教科書の著者は、ロシア軍に占領されたクリミア、ドネツク、ルハンスク、ザポロージェ、ヘルソンの各領土を「解放された」と言い、ロシアへの併合の過程を「もっぱら肯定的な見方」で紹介している、と捜査当局は主張している。
「歴史的正義の回復」、「統一国家への復帰 」と解釈されている。ウクライナのさまざまな地域の住民の言語的、文化的、イデオロギー的な矛盾や不平等が強調され、特に、西ウクライナの先住民の特権的な立場と現代ウクライナ語の人為性が語られている。
さらに、調査によると、メディンスキー・トルクノフ教科書は、「ロシアがウクライナに対して開始した軍事行動を非難するのはウクライナであるという認識を生徒たちに植え付け、ロシアがウクライナに対して戦争を仕掛けることの正当性と妥当性に関する考えを養うことを目的とした表現方法を用いている」という。
「このように、容疑者たちは、ウクライナの一時占領地にいる学齢期の子供たちや10代の若者たちの間で、ウクライナのアイデンティティを破壊することで、ロシアの最高軍事・政治指導部に貢献している」と監督機関は強調した。
2023年4月、ウラジーミル・メディンスキーとアナトリー・トルクノフによる10~11年生向けの新しい歴史教科書が発表された。1970年代から始まり、クレムリンがロシア軍による本格的なウクライナ侵攻と呼ぶ「特別軍事作戦」の章で終わる。「ウクライナは超国家主義的な国家である。今日、ウクライナではいかなる反対意見も厳しく迫害され、反対運動は禁止され、ロシア的なものはすべて敵対視されている」と新しい歴史教科書には書かれている。
ロシアのセルゲイ・クラフツォフ教育相は、この新しい教科書を発表し、著者を優れた歴史家と呼んだ。メディンスキーは6年前、論文の誤りや不正確さ、「歴史家としての基本的な専門技能の欠如」を理由に学位を剥奪されそうになった経験がある。
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以上だ。
いかがだったろうか? こうやってロシアは、いつもいつもデマを蔓延させて自国の都合を良くしようと画策するのだ。
子供への洗脳教育は時間がかかるかもしれないが、その効果は中長期的に続くので効果的だ。韓国や中国の反日教育、大東亜戦争や戦争そのものを否定する戦後日本の教育、これらを挙げるだけでその効果を理解してもらえるだろう。
ロシアの行動は逐一チェックしていかなければならない。こんなデタラメな連中に騙されていたら、日本の国益はどんどん損なわれてしまうだろう。
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