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安全についての未来

今日はこんな記事をみつけました。

製造業などメタバースを使用して安全講習が
できるようです。

実際、私が工場にいた際、思わず回転物に
手を出したりして怪我をしてしまう
オペレーターがいました。
ベテランの方も含めて年間数人も。

安全より効率をとってしまう人。
現場で責を問われるのが嫌で手順以外の
行為をやってしまう人。
未だ、ゼロにはできませんよね。

そもそも、こういった雰囲気を作り出して
しまうマネージメントが悪いのですが。

人が本能的にやってしまうものに関しては、
設備に安全装置を入れて予防できるのですが、
故意にやってしまうことに関しては、「教育」
と「懲戒」という2軸で進めていきます。

その教育方法の一つとして「安全道場」の
運営です。
道具の持ち方や設備の扱い方などを入職時や
定期的に開催します。

基本、口頭や座学、道具を使って体験などを
してもらいます。

しかしながら、「やった感」を「目的」にして
しまう傾向も否定できません。

肝心な「安全予防」という観点からは微妙な
ものなります。

実際、教育を受けたあと、教育記録に受講済みの
サインをさせます。

万一、ルール違反が行われて怪我をした場合、
会社として、やることはやっているという
大義名分と、怪我をしたオペレーターは場合に
よっては懲罰の対象になってしまいます。

これでは何のための「安全講習」なのか。

また、ビデオを見せて戒めをさせていました。
そのビデオは、モザイクなしで人が回転設備
に挟まれて手がちぎれてぐったりしてしまった
映像など。
そのあとの昼食は食べれたものじゃなかった。

そこで今回のこの記事。

まだまだ、荒削りの部分もありますが
よりリアルに近づけてくると、取り入れる
企業も多くなってくるのではないでしょうか。

ここ数年は、人と自動化のハイブリッドで動く
工場が多くなってくると思いますが、
自動化が進めば、メンテナンス技術者への需要
も高くなってくるのではと考えています。

そしてなにより、リモートでも可能で講習する
コストが大幅に削減できそう。
シフトで動くオペレーターを定量的に講習する
のは意外に難しいんですよ。

そもそも危険な作業を「人」にはさせない。
それが一番、望むところですけどね。

トレーニングイメージのリンク先です。


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