好きだからやるというより、やるから好きになる

やりたいこと探しに時間を費やした時期がある。自分のやりたい事ってなんだろう?って。思いつくことをとにかく書き出してはあーでもないこーでもないって。頭の中で考えるだけで結局なにもやらないまま時間だけがすぎていく。結局なにもやってないからやりたいことがわからない。とてもばかげていると自分でも思う。
なぜそんなバカみたいな時間の使い方をしてしまったかというと、一発で正解を見つけようとする完璧主義的な思考と、効率とかコスパを重視してしまう思考が根強くあったからだと思う。
ただ、時間の有限性を意識しているからこそ、意味のないことになるべく自分の時間を使わないために正解を探してしまうのは、ある程度仕方ないと思う部分もある。
ただ、正解探しに多くの時間を費やしてしまうことは、もっとも意味のない時間の使い方なのかもしれない。正解など存在しないとしたら。だったらなんでもいいから思いついたことをやる、ということに時間を費やす方がよっぽどその先につながる可能性が出てくるし、意味がある。
そして、やってみる、やり続けていく中で段々おもしろくなってくる、興味が育っていく、結果的に好きになる。当たり前だけど全部その順番だよね、シンプルに。
なんでもかんでも頭で考える癖がついてしまうと、やりたいことがわからないという思考に陥る。やった方がいいとかやるべきとかいう損得勘定で考えてしまう。
もっとシンプルに、思いついたことをただただやってみる。まずやる。その後に好きとか嫌いという感情が付いてくる。その繰り返しで自分の好き嫌いが見えてきて自分のことが分かってくる。やりたいことなんて探すことじゃないよ、おれ。

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