無意識の心に光を灯そう
|焦り
・・・なんだか、焦りが出てきた。
今さらになって、自分の大きな問題を認識したからだ。
全6回で構成される阿部広太郎さん主催の「言葉の企画2019」。当初阿部さんが仰っていた。『言葉の企画は、じぶんの可能性の扉を開く鍵を育てていく場である』と。まさにその通り!
けど、育てていく前に、そもそも『可能性を扉を開く鍵』を手に入れる過程で、しんどいなー、しんどいなー、と思うことが多い。言葉の企画では毎回課題が出る。講座や課題を通して、自分の良いところも嫌なところも見つかるようになった。嫌なところの方が圧倒的に多いからこそ、しんどくなる。
では、嫌なところはなぜ表れてしまうのか。その答えが今の自分の大きな問題。第4回目の講座で、ようやく気づいた。
▼言葉の企画とは
企画でメシを食っていく人にとってこれから大切になる、「行動、企画、発信」の力を身につける連続講座「言葉の企画」。行動するための言葉。企画するための言葉。発信するための言葉。私たちがふだんあつかっている「言葉」の力を活かして、自分の道を、自分でつくるために、立ち上げます。
(阿部広太郎)
|大きな問題とは?
それは、自分の無意識の部分に気づいていないことだ。いや、もっと言うなら、無意識の部分に気づくまで考えていないことだ。
課題をやり終えた時、納得したつもりだった。出来たー!って思った。でも、講座や阿部さんコメントを通して、「あ、ちゃうわ、これ」と思った。
第4回目の課題は、「素敵な人についてエッセイを書く」というもの。学生時代の時に出会った日本一元気な被災者のおっちゃん達について書いた。
|課題を咀嚼できていなかった
素敵な人を、こう表現した。
素敵というキラキラワードは似合わないが、私にとっては道しるべになる人たちだ。
すると、阿部さんからはこんなコメントをいただいた。
素敵ってキラキラワードなのかな?そこでひっかかる。冒頭は、できるだけひっかからずに、なめらかに入らないといけない。キラキラワードだとするならば、丁寧に、もしくは鮮やかに、解釈を添えるべきかなと思う。ほかにキラキラワードに、どんなものがあるか気になる。
しまった・・・!
言葉の企画に通っているのに、安易に言葉を捉えてしまっていた。しかも、課題のテーマである「素敵」という言葉を。激しく落ち込んだ。
課題をおろそかにしていた表れだと思う。阿部さんが話していた「課題の咀嚼」が全然出来ていなかった。素敵とはどういう意味なのか、そしてどう自分で定義するのか。何度も言われて、もう4回目が終わったというのに、、、全然出来ていなかった。
コメントをもらってから、なぜこんな言葉を書いたか考えた。きっと、素敵っておっちゃん達に伝えると、「アホか、俺らそんなキレイちゃうわい!」って笑い飛ばされるだろうなと思い、照れ隠しみたいな表現で「キラキラワードは似合わない」と書いてしまったんだと思う。
けど、その内面の気持ちに今気づいたということは、その時に深掘りできていなかったということ。自分の感情から目を背けてしまったということ。
|10年前も似たようなことがあった
そういえば、感情を表に出すのは、ずっと苦手だったように思う。心の奥で思ったことを素直に出しづらかったりする。
もう10年ほどの前のことだが、ボランティア団体の研修の一環で、6人1組になって、5人が1人の「悪い点」を率直に言いまくる、という研修があった(怖)。「●●君はこういうところがよくない」「●●君はここがダメ」と5分間言われっぱなし。反論はなし。とにかく、思ったことを素直に伝える研修だった。
そして、自分のターン。何を言われるかとビクビクしていると、なんと何も出てこなかった。5分の持ち時間が存分に余るくらい、何も出てこなかった。何も出てこないということは、自分の弱さを表に出していなくて、良いところだけ見せようと取り繕っていたからだと思う。
喜怒哀楽。持ち合わせているはずだけど、それを出すのがずっと苦手だったのかもしれない。
|だからこそ!!
だからこそ、文章では、しっかりと自分の無意識の部分に光を当てて、一つ一つの言葉を紡ぐように、言葉を使っていきたいと思った。しっかりと課題を咀嚼して、しっかりと言葉の意味を自分なりに再定義する。
何度も思考を巡らせて、自分が思っていることを文字に起こしていきたい。そして、自分の企画をどんどん実行していきたい。
この講座で学ぶことはたくさんある。企画や言葉が好きな人たちがたくさんいて楽しい。その中で自分が鍛えるべきは、自分の意志に気づき、言葉にすることなのだと思う。
あと講座は2回。
自分の可能性の扉は、開ける。焦りをガソリンに変えて、走り切ろう。
おしまい
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