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育休ライフ 35週目

いつも閲覧ありがとうございます。
半径5mの人を幸せにしたい、シムラトモタカと申します。
8年間中学校教員ののち小学校へ異動して、今は育休取得中です。
ここでは、育休取得中に感じたことや娘の成長、仕事を離れることで見えてきたことなどを中心に書いていきます。



保育士への壁


保育士試験の結果をやっと正式に知ることができた。9教科中7教科合格、2教科が不合格で二次試験には行けず…。できる限りの勉強はしてきたが、まだまだ自分が甘かったことを認識した。不合格科目は「保育の心理学」と「社会福祉」。保育の心理学は試験当日もかなり難しいと感じていたので、勉強不足を感じたが、社会福祉については試験の手ごたえはある程度あったので、誤った知識の習得があった可能性がある。どちらも勉強し直すが、せっかく学ぶのだから丁寧に学び直したい。

幸い保育士試験では、各教科の合格結果は3年間有効なので、あと3年のうちに2教科合格すれば二次試験に進める。二次試験は絵本の読み聞かせと伴奏しながら歌うことなので、どうにかなると思っている。次の試験は4月20日、21日。意外とあっという間にやってくる。4月だから、育休中に勉強できるのがよい。次こそ保育士資格を取得する。地道に謙虚に、がんばりたい。


読書の秋から冬


保育士試験が終わってから、目標を見失っていたような気がしている。なんとなくだらんとした毎日を過ごしていたが、気づいたら育休期間も残り4か月。つまり、こんなにも自由な時間が取れるのも残り4か月であることに気付いた。私は追い込まれないとエンジンがかからないタイプなので、こうやってリミットを意識することで、頑張ろうとする気持ちを奮い立たせている。残り4か月で何をするか。娘との時間はもちろんだが、自分の糧となる学びをどうするか。私は読書を通じて自分の思考を整理したいと思う。

読書は今までも娘が生まれるまでは進んでしていたが、娘が生まれてからはあまりできていなかった。また、本の内容もいわゆるハウツー本のような「すぐ役立つ知識が詰まった本」をよく読んでいた。簡単に言えば”手っ取り早く仕事や人生に生かせる本”が好きだった。
しかし、先日、池上彰さんが書いた”教養のススメ”を読み、その考えは打ち砕かれた。特に刺さった一文はこれ。

「すく役立つことはすぐ役立たなくなる」

この言葉がずっとずっと心に引っかかっている。私は今まですぐ役に立つものを中心に読書をしてきた。”うまくいくための〇〇”みたいな、「こうすればいいですよ~」と書いているものを好んで読んでいたことに改めて気付いた。たしかにそれっぽいことが書かれているので、読み終えた瞬間はやる気になるが、すぐにその本のことを忘れてしまうんだよなあ…。そういった本から学ぶことはあったが、深く学んだ気持ちにはなれなかった。そんなもやもやした気持ちを端的に表しているのが上記の一文だと思う。

私に限らず、現代人は多忙であるから、最短距離で結果を求めがちだと思う。そうやって効率的に生きることで、自由な時間を生み出すことができる、家族との時間が増えたり自分の時間が増えたりする…たしかに大切だと思う。しかし、私の人生においても(ほかの人においても)物事は全て最短距離で動いていない。寄り道したり、思わぬところに落とし穴があったり、思い通りに行っていない。一見非効率だが、最短距離で効率的にいかないから自分の人生はドラマチックで面白いのだと思う。少なくとも私はそう思っている。つまり、最短距離で効率ばかり求めることだけが全てではないと私は池上彰さんから学ばせてもらった。

だからこの4か月の読書は、役立つ役立たないではなく、自分が純粋に知りたい、わくわくすると思える本を読みたい。そして物事を俯瞰してみるためには歴史や伝記を通して”昔から揺るがない普遍的なこと”を知ることも必要だと思うから、そういったジャンルも読みたい。その一方で教養ノススメにも書いてあったが、役立つかわからない本にもチャレンジしたい。自分の興味関心から外れている本に、意外な自分を発見できるヒントがあるらしい。まさに時間がある今だからできることだ!と直感した。
そんなこんなで始めた読書月間。今は「スリランカの悪魔祓い」について読んでいる。今まで購入した本のタイトルで一番インパクトが強い。笑 そしてすぐ役立つの正反対にいるような本。ちょうど半分くらい読み進めているが、意外と面白い。読書を通じて新たな考え方や知らなかった世界に出会えている。娘が昼寝している時間で、どんどん読み進める。唯一の敵は昼食後の眠気。負けるな自分!



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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