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風をつかまえた少年を見て感じたこと。

風をつかまえた少年

Amazonプライム会員で見られる映画です。



アフリカのマラウイという国で実際にあったことをもとに作成されたものです。



以下、あらすじ。(HPより引用)


2001年、アフリカの最貧国のひとつマラウイを大干ばつが襲う。14歳のウィリアムは飢饉による貧困で学費を払えず通学を断念するが、図書館で一冊の本と出会い、独学で風力発電のできる風車を作り、乾いた畑に水を引くことを思いつく。いまだに祈りで雨を降らせようとする村で、最愛の父でさえウィリアムの言葉に耳を貸さない。
それでも家族を助けたいという彼のまっすぐな想いが、徐々に周りを動かし始める。



この映画は、いくつもの世界的な問題に触れている。

森林伐採による自然破壊、洪水。

学費が払えないために学校へ通えないこと。

男尊女卑が根強く残る生活。

圧倒的な貧困。


フィクションであれば意図的に触れることができるが、これは事実をもとに作られています。だからこそ、考えさせられることが多い。


2001年のことだから、今のマラウイがどんな状況かわからないが、2001年の日本と比べても大きな格差があるだろう。

SDGsのターゲットにも多く触れており、学びの多い映画だと感じた。



教育的利用にも適していると思います。

なぜなら悲観的な内容ばかりではないからです。

主人公のウィリアムの知的好奇心の高さや考えたことを即実行する姿に、日本では考えられない貪欲さを感じます。この姿は子どもだけでなく、大人にも良い刺激を与えるでしょう。

もちろん命や生活がかかっているため、ウィリアムは必死ですが、その必死に学ぶ姿を日本の教育ではみることができるのだろうか、と何とも言えない焦りも感じました。


ウィリアムは図書館の本から知識を得ていました。

今はインターネットが全世界に広がり、莫大な知識を様々な場所で得られるようになっています。

ウィリアムのような貪欲な子どもがインターネットと繋がったら、世界は大きく変わってしまうかも知れません。


グローバル化は海外で働くことではないし、語学を習得することでもない。全世界の人たちと同じ土俵で戦わなければならないのだと気付かされました。

多くの発見や気づきを教えてくれた「風をつかまえた少年」


プライム会員の方はぜひ!!


良い映画だったなあ。



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