短編小説 「人生屋」
プロローグ
日を浴びない生活を半年間過ごしていくうちに、徐々に自分自身が人間としての生活を真っ当に行えているのか不安になる。
今の私は、何が面白くて毎日自堕落な生活をしているのだろうか。
暗い部屋の片隅、無造作に散らばった原稿用紙の上に、夢と現実が交錯していた。真夜中、薄明かりの中で、私は自らの敗北を認めることができずにいた。作家としての成功を夢見ながらも、その現実はどこか遠く、心の奥底に沈んだままだ。私の人生は、どこかの次元で停滞しているように感じられた。
恋人のむぎは、