サイケが私に教えてくれたこと

今回は”紙”の効果によって気づけたことを複数ピックアップして共有していきたいと思います。

※現在の日本で”紙”は違法薬物となっています。この記事は薬物を推奨するものではありません。以上を理解できた方のみ先へ進んでください。

①言葉には限りがある

いきなりですが日本語は素晴らしいですよね。英語と比べて比にならないぐらいたくさんの表現があります。しかしそんな日本語でも説明できない世界が存在することも事実なんです。

”紙”を摂取して効果が現れ始めると、まず最初に言葉の壁にぶち当たります。言葉で説明できない感情になり、言葉で説明できない世界が目の前に広がります。私は毎回「これをどうやって説明すればいいんだろう...」と頭を悩ませます（笑）

”私の語彙力が少ないのでは？”と思う方もいらっしゃると思いますが、少なくとも読書が好きでカッコつけて色んな言い回しをしていた私には無理でした。「〜の映画に出てくるあのシーン！」と表現するのが関の山です。

自分が視ている世界・感じている感情をそのままテレパシーで相手に送ることができれば楽で正確なんですが、どうやらそれは難しいようです。そのため言葉を使って「あーでもない　こーでもない」と試行錯誤しながら伝えることしか私たちに手段は残されていません。

言葉は人間のコミュニケーション手段の一つです。例えば何かを説明する時、自分の頭に入っている言葉でしか私は伝えることができません。コミュニケーションとは相手がいて初めて成り立つものなので、プラスα相手の語彙力にも依存します。つまり自分が知っている言葉でも相手がその言葉を知らなければ中々伝わらないわけです。そのため色んな表現を言葉にして補っていきます。

”言葉は少ない”と分かったから言葉を勉強しないわけではないです。先述の通り私はテレパシーが使えないので物事を伝える時には言葉に頼るしかありません。”言葉にできない世界があり言葉に限界がある”そしてその状況をできるだけ正確に伝えたいからこそ多くの言葉を知りたいと意欲が湧いてくるのです。

②消費することへの疑問

私たちは物質世界に生きているので周りにはたくさんの物が存在しています。そしてそれらを使って（消費して）日々の暮らしを営んでいます。

全ての人がそうなるかは分かりませんが、私は”紙”を摂取すると欲がなくなっていきます。具体的にいうとトリップ中は食欲が湧きません。映画を見ようとしても集中できませんし本なんて読めたもんじゃありません。

ただそこにいるだけで満足、というか存在するだけで精一杯なんです。

「暇つぶし」という言葉があるように私たち現代人は暇な時間を嫌います。何かしていないと気が済まないのです。それこそまさに”暇を消費する行為”ではないでしょうか？

人生を楽に生きるコツとして「ニュートラル状態の自分の時間を作る」ことを私は実践しています。例えば食事について「1日3食」食べることを実践している人が多いと思います。昔から「朝ごはんを食べないと元気が出ない」などと言われてきたので、以前の私は3食たべるのが当たり前だと思っていました。

しかし健康法的な観点でみれば”1日3食”はどうやら食べ過ぎのようです。病気の6割ほどは腸内環境の悪さからくるものなので、寧ろ食べない方が健康にも良いと科学では証明されているわけです。なので断食やオートファジー（16時間以上の空腹時間を作る）が健康になる秘訣となっているんですね。

しかし私たち人間は食べないと生きていけません（そうじゃない人もいる）。0か100かの考えでは偏ってしまいます。そのため「食べたい時に食べる」というのが私は最も腑に落ちました。そのように「ニュートラル状態にいて何かしたいと思えばする」という感覚で十分なのです。

③見えない世界は必ず存在する

私たちは視覚を使うことによって目の前の現実を認識しています。その他にも聴覚や触覚などを使っていますがほとんどが視覚に委ねられているといっても過言ではないでしょう。

私は”紙”を摂取してサイケデリックな世界に驚愕しました。多くはないですが10ヶ国ほど外国に行ったこともありますし、脱出ゲームやお化け屋敷など非日常を味わえる空間はたくさん体験してきました。しかしそのどれもが異なるサイケの世界は少なくとも26年間生きてきた私には見たことがない世界でした。

私には霊感がありませんし、そのような家系でもありません。どちらかというと見えないものには懐疑的になり疑ってかかるようなタチでした。しかしあの世界を体験すると今まで見ていた現実が崩れていった、というよりも”強制的に崩さざるを得なかった”のです。

五感をフルに使って視える世界があれば、同時に五感を使っても視えない世界が存在する。その事実がただそこにあっただけなのです。

以上！また様々な気づきがあればシェアしたいと思います。読みづらい文章をいつも最後まで見ていただきありがとうございます。感謝！