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続けるって、意味を生みだすことだ
「続ける」ってなんだろう?
なんとなく「ああ、これかな」と思ったことがあったので書いてみる。
「続ける」って、「意味を生みだす」ことだ。
そう「続ける」と「意味」が生まれるのだ。
例えば、どうでもいいようなこと。
すき家でご飯を食べる。
1日食べる。
ふつうだ。
2日続けて食べる。
これもふつう。
3日続けて食べる。
ま、これだってふつうだ。
これを30日続けたら…
「よく飽きないね?」くらいには思われるかもしれない。
少しあきれられるかも。
でも1000日続けたら、もう意味が変わってくる。
完全な「変人」になれる(褒め言葉です)!!!!
全く何の意味もなかったことに、なにかすごい意味が宿る。
それはもうその人の唯一無二の個性だ。
それが誰かの目にとまれば注目されるし、実際そうやって人気者になっている人がいる。
続けることで、どうでもいいようなことが、どうでもよくないことに変わった結果だ。
続けていくと、そこに意味が生まれてくる。
例えば、わたしが毎日投稿している1日1冊の読書のXへの投稿。
書影として撮影している写真。
何のこだわりもない。
読み終わったらカーペットの上に本を置いて、スマホでただ撮るだけ。
5秒くらいで終わる。
これは単なる手抜きだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1701557800842-pbNNGV7567.jpg?width=800)
デザイナーなんだし、いいカメラも一応持ってる。
だからたぶんもっと凝ることはできる。
テーブルの上に立てて背景をぼかして撮るとか、3分くらいかけてスタイリングして、見栄えをよくしようと思えばたぶん何かできる。
しかし、それを毎日?そう考えると、続かない気がする。
わたしのモットーは、「きちんとやるより、続けられる方を選ぶ」だ。
だから「続ける」ことを考えたら、できるだけ簡単にすます方がいい。
手間一つ加えてしまうだけで、そのことが面倒に感じる可能性もある。
だからいちばん手間がかからない、すぐにできることで1冊目から始めた。
最初から手を抜いた。
ただそんな「ただの手抜き」も、続けることで意味が変わる。
2冊、3冊続けてもそれはただの手抜きでしかないけど、これが1000冊続くと意味が変わってくる。
「すべてが同じである」という圧倒的な統一感がそこに生まれる。
ひとつのアイコンになる。
このカーペットの上で撮られたものは「わたしが読んだ本」という目印になるし、家のその場所にきちんと「本が存在した」という証明にもなる。
実際、この形を崩すのがイヤなので外泊するときは、事前に表紙をこのシチュエーションで撮影してから本を持っていくようになった。
こうなると手抜きが、単なる手抜きではなくなる。
それは「こだわり」になる。
「手抜き」を続けることで、それは「こだわり」に変わる。
そこに「価値」が生まれるのだ。
続けていくことで価値が生まれる。
意味がないところに意味が生まれると言ってもいい。
続けていくとそこに何かの科学反応のようなものが起きるのだ。
だから最初に「意味」なんか別になくていいと思っている。
何でもないような、何の意味もないようなことでも「続ける」ことで、そこに意味が生まれてくる。
誰でもできるようなことでも、誰もやらないくらいやれば、そこにはしっかり意味や価値が宿るのだ。
「続ける」というのはそういうことだ。
「無価値」だったことに「価値」を生み出すこと、それが「続ける」ことだ。
「続ける」ことは、本当にすごい力を持っている、そう思う。
一応、宣伝です!本です!
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