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フリーランスに大切なこと 締切は自分で作って前倒す

仕事は締切の連続だ。

何かしらの締切を抱えて毎日仕事している。

大切なのはその締切に振り回されないことだ。

締切はとても大事でありがたいものだけど、
気を抜くと締切に支配されてしまう。
締切に追われ、寝る時間が奪われていく。

かつてそんな生活をしていた。
新聞社に勤めていたとき、いつも締切ギリギリで仕事していた。
「間に合えばいい」
仕事なんてそれで十分だと思っていた。
会社員時代はそれでも仕事は自動的に発生するし、
早く終わらせてもいいことなんて何もないと思っていた。

スリーランスになってそれは大きく変わった。

締切に間に合わすのは当たり前。
その上でそれ以上のことをしていかないと仕事は続いていかない。
ギリギリで回してたら仕事も生活も余裕がなくなるし、
何より締切より早く進めることが信頼と次の仕事につながっていく。

大切なのは、しっかり締切をコントロールすること。
そのためにまずやるべきことは、
「締切を自分で決める」ということだ。

締切は押しつけられるものではない。
締切は自分で決めて、自分で守るものだ

私の場合、抱えている仕事の本数が多すぎて、
いちいちそれぞれの締切を覚えていられない。
なので仕事の締め切りを自分のルールで決めている。

今は通常、打ち合わせの日から2週間後を締切と決めている。
(もちろん例外はあってそれより締切が早いときはやり方を変える)
それよりたくさん時間をいただける仕事もあるけど、
「2週間経ったら提出する」
だいたいそう決めている。

だから締切の管理はとてもシンプル。
打ち合わせをした日から2週間後がデッドラインと考える。
スケジュール帳に打ち合わせの日が書いてるので、
その2週間先がデッドライン。
もちろんそれよりも早く提出できるように準備する。

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まず打ち合わせの翌日には必ず仕事に手を着ける。
どんなに忙しくても必ず一歩は進める。
1案なんでもいいからデザインを作ってしまう。
まったく時間がないときはタイトルの文字をただ置くだけおいておくとか、
イメージに使えそうな写真を探すとか、
とにかく何か一つはアクションを起こしておく。
そして打ち合わせの3、4日後には
「この状態で送っても問題ない」ということろまで仕上げる。

これでもう締切からは解放される。
そこから締切までは余白の時間。

思いついたら追加の案を作ったり、
あとはひたすら寝かせる。
存在を忘れるくらい完全に手を離してみる。

そして締切の少し前にもう一度真剣に向きあう。
しばらく時間を空けてからもう一度向きあうことで、
一歩引いた視点で、客観的に自分が作ったものに向きあえる。
ここでもう一手間加える。
細かなな調整を加えたり、
レイアウト自体を変えてみたり調整して整えていく。
そして最後にいままで作ったものを全部忘れて、
それまでとは全く違うものを試しに一つだけ作ってみる。
ここで「よし!やりきった」と思えば送る。
「もう少し考えたい」と思ったらまた1日寝かせる。
極限まで前倒しして時間に余裕を作る。
そしてデッドラインは死守する。

イメージはこんな感じ

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とにかく前倒しで仕事を進める。
「いつ締切がきても良い状態」をできるだけ早い段階で作っておく。
そうやって心に余裕の状態を作っておく。
そしてただ急ぐのではなく、余白の時間を作って
仕事の質を高める仕組みを自分で作っていく。

こうやって締切を意識して仕事している。
常時30冊以上は同時進行しているので、
考えてみたら「締切」だらけの毎日のはずなんだけど、
締切に振り回されることはほとんどない。

「締切を自分で決める」
それは仕事を制すること。

その上で前倒しで進める。
「締め切りは自分で作って前倒す」
これが締め切りから自由になる唯一の方法だ。

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