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フリーランスに大切なこと2 小さな事を大事にする

昨日、プチ大掃除をした。

去年から3、6、9、12月の最後の日曜日、
つまり3ヵ月に一回「プチ大掃除」をすることにした。

大掃除と言っても大して大がかりなものではなくて、家の中でふだんやらない箇所、年末の大掃除でしかなやならいような各部屋の換気口のフィルターとか、洗面所、トイレの換気口とか、ついでにトイレ掃除もいつもより念入りにウォッシュレットの機械部分を外して磨いたり、水垢を落としたり、そういうことをやっておこうと、そういう決め事。

年末に1度だけやるより小さくやった方がはるかにラクって気がついて、
昨年から始めた習慣。
3ヵ月ごとだとそんなに汚れてないし、30分ほどでちょいちょいと終わる。

で、昨日が3月最後の日曜日。
朝からせっせと掃除した。

これが意外にいい。

きれいにするってそれだけで気持ちいい。
小さな達成感もある。

特にふだん目にしないようなところをきれいにするっていうのは
かなり充実感がある。

見えない所の掃除、大事!
超気持ちいいと思いつつ、
これって掃除だけの話じゃないなとも思った。

こういう見過ごしそうな小さくて細かな作業、
それをすることで得られる
小さな達成感を大事にできるかどうか
人生を決めるんじゃないかってことだ。

仕事って小さくて細かな「作業」の集合体みたいなことろがある。

わたしがやってるデザインの仕事。
クリエイティブなイメージがありそうだけど、
自分の体感で言えばクリエイティブな部分は2割あるかどうか、
仕事全体の8割以上は「作業」だと思っている。
その大半は言ってみたらどうでもいいような作業だったりする。

配置する、線を引く、文字を修正する、位置を調整する、
そういう制作の工程もほんとんどは作業だ。
それ以外にもメール連絡、スケジュール管理、請求書発送、領収書整理、
山のようにデザインとは関係ない作業がある。
それこそ仕事場を整理整頓するのも掃除するのだって作業の一部だ。

よく「余計な作業は人に振ってクリエイティブな仕事に専念した方がいい」
とアドバイスされる。

そうなんだろうな、と思う反面、本当にそうかな?とも思う。

どうでもいいような作業こそむしろ大事なんじゃないか?
そう思う自分がいる。

文字の修正をするのも請求書を発送するのも大事な仕事の一部だ。

文字を直しながらデザインのズレに気がつくことがある。
請求書の発送は、ひとつの仕事が終わった事への感謝の儀式だ。
お礼の気持ちを書いて請求書を発送することでその仕事がきとんと完結する。

無駄な作業は一つもない。
作業の一つ一つにきちんと意味はある。
取るに足らないように思える細かな作業が全体を支えている。

地味で取るに足らないようなことを
どれだけ飽きずに続けられるか、
そこにどれだけ達成感を感じながらやり続けることができるか

そういうことが大事なんじゃないか。

小さな事を「大事に」やり「続ける」こと。
それが長く仕事を続けていくコツのような気がする。

プチ大掃除をしながらそんなことを考えた。

成功者たちがこぞってトイレ掃除の重要性を言ってたりする。
つまりどうでもいいようなことが、
じつはどうでもよくないってことなんだと思う。

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