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気がついたら好きになってた

最近自分でもちょっと意外な気づきがあった。

どちらかと言うと面倒なだけで嫌いだった「掃除」が、最近なんだか楽しくなってきたのだ。

去年の7月から毎朝小さく掃除をするという習慣を始めてみた。

毎朝5分ほど、どこか一箇所をきれいにするという習慣。

これがあまりにも面倒で、そして心底気乗りしなくて、最初のうちはうっかりやり忘れたりして、
「ま、いいか」ってやらないで終わったりしてた。

まずいこのままじゃ続かないで終わってしまう。

ちゃんとやってみよう。
そう思って、気合いを入れ直して、曜日ごとにやる場所と時間をきちんと決めてやることにした。

月曜 風呂 ジョギング後のシャワーの後
火曜 台所 ダンス練習の前
水曜 トイレ 腕立て・腹筋の前
木曜 洗面台 ダンス練習の前
金曜 リビング ダンス練習の前
土曜 仕事部屋 ダンス練習の前
日曜 トイレ 腕立て・腹筋の前
(今はこんな感じでやってる)

結局、何かを続けるには毎日やるのが一番早い。
そしていつやるのかを決めてしまう。

掃除をするかしないかじゃなくて、
「どこを掃除するか?」って考える。

これでふつうに続くようになった。

で、このルールでとりあえず1年続けてみた。

続けてみて、大きく変わったったことは、
「できるならやりたくない」存在だったはずの掃除が、「楽しい」ものになってきたことだ。

毎週「あ、ここは見逃してた」ってところを見つけてキレイにする遊びのような存在になってきた。

本当にいつの間にかそうなっていた。

変わったのは、今年になって、掃除した箇所をメモするようになってからだったかもしれない。

4月から掃除の記録を毎日1行メモとしてスマホに残すことにした。

4月1日(金)のメモには
リビング>小さなゴミ箱 テレビのリモコンなど
って書いてある。

この日はリビングにある小さいゴミ箱を磨いて、
ついでにテレビのリモコンをきれいにしたらしい。

こうやって少しずつ掃除してない所を発見してきれいにして、それをメモするようにした。

そのうち「来週はここをきれいしようかな?」なんて、来週の課題のメモもはじまった。

来週はどこをきれいにしようかなーって、わくわくしながら考えている自分に驚いた。

あれ?もしかして掃除を楽しんでる?

最近はベランダのエアコンの室外機を磨いたり、そうすると空気孔のフタの汚れが目についたり、範囲が広がっている。
「掃除、面倒くさい」がまったくなくなっていた。

まさか自分が掃除を楽しむ日が来るなんて。

いつのまにか、掃除が好きになってた。
本当に信じられない。

毎日小さく積み重ねるって、これ本当にすごい効果があるんだと思う。

この間読んだ本に書いてあった。

優れた才能を作るために最も大切なことは何度も繰り返してやること。
身につくまで何度でも繰り返す。

これしかないらしい。
掃除に才能がいるのかは知らないけど、少なくとも取り組む意識は変わったし、単なる作業だった掃除が楽しいものに変わった。

ただ毎日小さく繰り返す。
やっぱりこれって自分を変える一番簡単な方法なんじゃないか。

正直、毎日大変なことばっかりで、精神が折れそうになるけど、何かをキレイにするって、そんなに難しいことじゃないし、磨く間無心になれるし、小さな達成感もあるし、小さな回復の儀式としてとってもいい!
それなりに家もきれいになるし、少なくとも損はしない。

毎朝5分の掃除、かなりお勧めです。

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