新しい趣味はメモからはじまる
また新しい趣味が見つかったかもって話です。
やはり「なんとなく」な、「記録」から「趣味」がはじまります。
先日、テレ東の午後のロードショーで、「グーニーズ」をやっていたので、何気なく見ていたら、冒頭のシーンでチャンク(太っちょキャラ)が、ゲーセンで遊んでいるシーンがあって、何かゲームをやってるんだけど、ぱっと見て何のゲームかわからなくて、なにげなくスマホでそのシーンの写真を撮った。
こんなシーン。
赤い筐体のゲーム機にシンプルなグリーンの文字。
ゲームはレバー操作で赤と白のボタンがある。
見終わって、これなんてゲームだろうって、ちょっと気になって調べてみた。
調べようにも画面に映ってるのが線と文字だけ。
それも「プレイヤー1」「ユア・スコア・イズ」くらいの情報しかなくて、こんなときどうやって調べるんだろう…。
うん!AI先生に聞いてみよう!
ChatGPTに聞いてみた。
「映画『グーニーズ』の冒頭でチャンクがゲームセンターで遊んでいたゲームは何ですか?」
ストレートに聞いてみた。
「映画『グーニーズ』の冒頭でチャンクがゲームセンターで遊んでいたゲームは、「ポールポジション (Pole Position)」というレースゲームです。これは1982年にナムコ(Namco)によって開発されたアーケードゲームで、当時非常に人気がありました。」
おお!一発で答えがわかった!
って、いや、違うだろう!!
ポールポジションはわたしでも知ってるぞ!
こんな画面のゲームじゃないし、そもそも筐体の形が違う。
ポールポジションはハンドルがついた筐体で、レバー操作じゃない。
チャンクがやってるのは、レバー操作のゲームじゃないか。
「違います」と返すと、
「おっと、失礼しました。『グーニーズ』の冒頭でチャンクがゲームセンターで遊んでいたゲームは、「エキサイトバイク (Excitebike)」です。これは1984年に任天堂が開発したモトクロスレースゲームです。」という。
これも見なくてもわかる。
違ってる。
再度聞くと、「
失礼しました。正確な情報を確認すると、『グーニーズ』の冒頭でチャンクがゲームセンターで遊んでいたゲームは、「アステロイド (Asteroids)」です。これは1979年にアタリ(Atari)によって開発されたアーケードゲームです。」とのこと。
お!アタリのゲーム!!もしかしたら、これなの?と思って検索して調べる。
シンプルなゲーム。これかも?と思って、調べてみたんだけど…
筐体の形も違っている。
いろいろと見てみたけどどうやら違うようだ。
その後も「ポープアイ」(Popeye)いや、それ「ポパイ」だろう!違うよ!とか、珍回答が続いて、これはもう自力で調べるしかないと思って、別の方法で調べることにした。
Xで検索したら似たようなことを言ってる人がいた。
やっぱり気になるよね!!
でもコメントや回答はついてなかった。
もうそこから、いろいろ検索しまくった。
でもまったく情報にたどり着けない。
基本に戻ってwikiを見てみたり、いろいろ調べたあげく、見つけた。
日本語のwikiには載ってなかったけど、英語のwikiに書いてあった。
ここに書いてある。1983年のアーケードゲーム「クリフハンガー」
「クリフハンガー」
知らないゲームだ。
これがじつはとんでもないゲームだった。
翻訳すると…
なにそれ、「カリオストロの城」のゲームなんてあったの!?
しかもレーザーディスクゲーム。
レーザーディスクゲームって、昔ゲーセンにあった。
映像に合わせてボタン入力してムービーを進めてそのタイミングで点数が入るゲーム。「タイムギャル」「宇宙戦艦ヤマト」はやったことがあるし、この間switch版を買ったばかりだ。
でもレーザーディスクゲームに「カリオストロの城」が存在するのは知らなかった。
このゲームのことを調べたら、wikiにもしっかり「グーニーズ」のことが書かれていた。
ごく少数、日本にも輸入されたらしいが、海外のみのリリースだったようで、知らなくて当たり前のゲームだった。
そしてプレイ動画もあった。
動画に合わせて、ボタンを入力をするだけのゲーム。
それで冒頭の銀行強盗から、クラリスを追うカーチェイスと、再現されている。
なんと、こんなゲームをやっていたのか…。
そうすると映画のこのシーンでこのゲームが使われている理由もわかってくる。
このシーン、ゲームセンターで遊んでいるチャンクが窓の外を見ると、そこで実際カーチェイスが起きているのだ。
ゲームの中のカーチェイスが、画面の外で現実にも起きている、そういうシーンになっている。
この少し前のシーンでは、コリー・フェルドマン演じるマウスが、テレビでカーチェイスのシーン見てると、窓の外でカーチェイスが起きているというシーンがある。
その流れでこのシーンになる。
カーチェイスのゲーム画面は映らないけど、きちんとそういう流れがきちんと考えられている。
もしかすると映像の権利問題でゲーム画面が使えなかったのかも。
ちなみにまだこのとき「カリオストロの城」はアメリカでは劇場公開されてない。誰も宮崎駿を知らない。
アメリカにおける宮崎アニメの初お目見え(って画面はみえてないけど)が、じつはグーニーズだったかも?って、そういう話でした。
調べてみると、かなり面白い!
嘘ばかり教えてくれたChatGPTには答えを教えておいたので、きちんと答えてくれるようになってます!
けっこう気になるんですよね、ゲームの中に出てくるレトロゲーム。
先日も劇場でリバイバル上映された「ソイレントグリーン」(1973年)を観に行って、冒頭のシーンで出てきたゲームが気になって、メモしていたんですよね。
で、調べたらそれが世界初のアーケードゲームの「コンピュータースペース」だったことがわかって、震えた。
本で読んでゲームの存在は知ってたけど、初めて映像で筐体を見たので、意外なところで出会いがあるものだななんて思っていた。
この筐体がめちゃ近未来感のあるデザインなんですよね。これの実機でゲームが動いてるのが映画で見れるんですよ!感動。
世界初のアーケードゲームって「ポン」じゃないんですよね。実は「コンピューター・スペース」の方が早い。開発者は同じ人。「コンピューター・スペース」は難しくて売れなくて、「ポン」は単純だからバカ売れしたらしい。去年読んだ本に開発者のインタビューが載ってた。
こんな感じで、「映画の中に出てくるレトロゲーム」を記録する習慣がはじまった。
つい、先日もBlu-rayで「その男、凶暴につき」を見ていたら、冒頭のシーンで少年の部屋に無数のゲームのパッケージがあるのを見つけて、やはりメモ代わりに写真を撮った。
調べるまでもなく、FM7というパソコンのゲームだというのはわかる。だって、箱に書いてある。FM7は富士通が1982年に発売したパソコン。記憶メディアはカセットテープですよ。カセットを再生してゲームを読み込む。友人の家で遊んだことがあるけど、ゲームを始めるのに30分くらいかかった記憶がある。「ボコスカウォーズ」なんて懐かしいゲームもあれば、名作シューティングと言われる「NOBO」もある。しかも3本も。これだけPCゲームが揃っている部屋で暮らす少年が…って考えると、意外にそこに深い意味があるような気がして少し長めのブログを書いたりしました。
ファミコンでもメガドライブでもなく「FM7」のゲームということろになんとなく、この家の家庭環境がに見えたりする。子どもが率先して買わない気がするんですよね、FM7って。おそらく親が選んでいる。この当時パソコンを持ってるのはぜんぜん当たり前ではなかったし、めちゃくちゃ高価だったパソコンを買って、一見、英才教育をほどこしてるようで、でも結局ゲームしかないことを放置している。しかもこれだけゲームを買い与えている。ただ甘やかしている。そんな家庭環境。
深読みしすぎかもしれないけど小道具からなんとなくそんなことが読み取れる。
いや、この趣味!奥が深いかも!!
ということで、何気ない「記録」からはじまった新しい趣味。
「映画の中のレトロゲームを記録して調べる」
また、ちょっと映画を観るのが楽しくなりそうです!!
レトロゲームハンター!はじめます!
(ほんと?)
+++
先日ご指摘をいただきましてBGMをやり直した「続いてるラジオ」です!
これで大丈夫か…大丈夫だと思うんですが…
ご指摘、本当にありがとうございます!
あ、内容は、聴いていただくほどのことはしゃべってません。
なんというか混沌としてます。
BGMが大丈夫かどうかの確認回です!
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