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【エッセイ】自転車日本一周記0

はじめに

自分は見つかった? 自転車で日本一周をしたことがあると言うとそんなことを聞かれることが多々ある。

それはなぜだろうとずっと思っている。

自分探しの旅=自転車での日本一周なのだろうか。

もしかしたら日本一周を自転車する=わざわざキツイことをする=修行。

みたいな感覚がどこかにあるのかもしれない。

だからと言って自分探しが成功するわけでもない。

まあ、探しに行ったわけでもないのだから当然だ。

自分としてはむしろ単純に旅行として楽しんでいたのだ。みんなが期待するようなことは起きるはすもない。

大体だが、日本一周をする人には大きく分けて2種類がいると思っている。

《日本一周》の看板を大きく自転車に掲げ、道行く人達から声援をもらいながら、助けてもらいながら、人との出会いを求めて旅する人と。

自分の様に、とてもそうは思えない感じで何事もなく日本一周をしてしまう人だ。

だから声をかけられた回数も極端に少ないし。人と関わったエピソードなんて、数えるほどしかない。

それでも、語りきれないくら色々なことがあったし、言いにくことも、声を出して言いたいこともたくさんあった。

それを、この節目の年に書こうと決めたのは世に出す準備やプライベートが落ち着きそうなものあり、たくさんの人に読みたいと言ってもらえたからであり、このまま忘れていくのは勿体ないなと思えたからだ。

そこで。
 
今回エッセイと言う形で日本一周記を書くことにした。

書き上げてみないことには面白いものが出来上がるかわからないので、とりあえずは書き綴っていこうと思う。

しばしの間、お付き合いいただければ幸いだ。

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