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勝手にDX企画-自動車ディーラーDX新車購入編-

猫も杓子もDXですが、JQもここ数年、DX関連の企画支援やプロジェクトマネジメントをやってたりします。その中で感じるのは、toC向けのDXであっても、企業側の目線だけで企画をしていることが多いなぁーということです。

私自身も自分の思い込みベースで色々なサービスを作って失敗してきたので、サービスはカスタマー起点で考えるべきであると思います。

ということで、私が、一消費者として、各企業のサービスを体験し、DX企画案をご提案する「勝手にDX企画」というのをやってみようと思います。
第一弾は自動車ディーラー。

数多くのサービス・業務システム・デジマシステム開発案件や、DX(AIやIoTなどのデジタル技術活用)案件のプロジェクトに携わってきた、私だからこそ、ご提案できることもあるかなと思っています。

新車購入検討プロセスから見るDX

さて、2020年10月のことですが、ずっとカーシェア派だったのですが、子供が増えることもあり、車を購入することにしました。

なお、購入したのはスバルのXV。最後まで悩んだのはレクサスのUXでした。およそ1か月強で購入まで至りました。

お高い買い物なのでできる範囲でしっかり検討したわけですが、この購入検討プロセスに応じて、どんなDXができるかを提案していきたいと思います。

まずは購入に至った、全体の新車購入検討プロセスを説明します。

新車購入検討プロセス

大きく2つのフェーズにわけられます。
検討するためのネタ集めの「情報収集期」と最終的に絞り込んで購入にいたる「意思決定期」です。それぞれでどんなプロセスで検討が進んでいったか、その時何をしたか(アクション)、その時にどんな車を選んでいたか(検討車種変遷)を上記の図にまとめました。

以下に上記図の内容をテキストでまとめますが、図でいいや、という方は読み飛ばしてください。

<情報収集期のプロセス>
1.メーカー選び
 安全性や故障しなさ、見た目の好み、価格の観点でメーカーを選ぶ
2.車種選び
 子供が増えることと、自分と妻の大きさの好み、利用シーンで車種を絞る
3.試乗予約
 地図検索で各メーカーの近くの販売店を検索して試乗の電話予約
4.試乗・販売店説明
 販売店に訪問し、家族と共に試乗。グレード・オプションの説明を受ける
5.試乗結果の評価・選定
 試乗で得た運転の感覚や乗り心地、広さなどから車種の一次選定

<意思決定期のプロセス>
6.勉強・情報収集
 ナビは何がいいか、安全装置の内容、残価設定の仕組み、メリデメなどを自分で調べたり、詳しい人に話を聞く
7.具体比較検討
 スペックやオプション、価格、残価額、支払い方法などの比較表を作成
8.再試乗
 時間が空いて感覚がわからないので、念のためそれぞれの車種の再試乗
9.最終候補交渉
 グレード・オプションを決めて、最終見積もりを取り、価格交渉
10.購入、各種手続き
 販売店に訪問し購入手続き

なお、実際の検討プロセスは行ったり来たりしています。こんなにきれいに流れないと思います。
例えば私で言えば、勉強・情報収集のタイミングで初めてレクサスが候補に入ってきたりしました。
ここではわかりすいように、あえて流れていくような図にしています。

さて、それでは次回のノートから、「1.メーカー選び」から
自動車ディーラーのDX案をまとめていきたいと思います。


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