見出し画像

【映画館】隣席ガチャでハズレを引かないために私がしてること。

想像して欲しい、貴方は映画館に映画を観に行った。
以前から楽しみにしていた作品だ。場内が暗くなり貴方の気持ちも高まってくる。

すると隣の席から声が聞こえる。どうも隣の客が友人と喋ってるようだ。上映が始まっても話続けるので、なかなか映画に集中できない。

ふと気づくと座席が揺れている。どうやら後ろの客の脚が座席に当たっているようだ。おまけにどこからか携帯まで鳴り出した。あなたはすっかり映画を楽しむことができなくなった。

さすがにここまでマナー違反のコンボを喰らったことはないが、大なり小なり映画館でマナー違反に出くわしたという人は多いのではないだろうか。

こうした映画館の隣の客のマナー違反に出くわすことを、巷では『隣席ガチャ』、『となりの席ガチャ』など呼ばれている。
この問題はよくネットニュースでも取り上げられており、「映画館 座席ガチャ」で調べると下記のような記事が見られた。

ちなみに筆者がこれまで出くわした隣席ガチャのハズレを挙げると、おしゃべり、携帯音は当たり前、隣の客がなぜか延々と世間話をしてきたり(上映が始まってからも話しかけてきたのでさすがに注意した)、何か匂うと思ったら、後ろのお客さんが靴を脱いで自分の席に足を掛けていた…など数を挙げればキリがない。

友人と話していても、こうした体験談は必ずといっていいほど話に挙がってくるので、皆にとっても身近な問題なのだろう。
映画好きにとっても死活問題である。

画像1

【注意をすることは間違いではない】

最初に言っておきたいのは、『マナー違反に対して注意することは間違いではない』ということだ。

実際、周りのことを考えても注意したほうが良いだろうし、この記事を読んでる方でも『注意すれば済む話じゃん』と思った方もいるだろう。
それができる人ならこの記事は特に必要ない。

私は小心者ゆえ『もうしばらくしたら静かになるかも…』、『注意してトラブルにならないかな』とか考えてしまう。そんなことを考えていると、だんだん自分か神経質だけなのかという気さえしてきてくる。

注意するのも正直しんどいのだ。そして筆者のように簡単に注意できない人が多いからこそ、上記のようなニュースになるのだろう。

無論、スタッフに注意してもらうという方法もあるが、映画好きからすると一度劇場を出て映画を見逃すことはできないし、スタッフに言ったとしても事の成り行きが気になってしまい、結局集中できなくなるので、できるなら避けたいところだ。

画像2

前置きが長くなってしまったが、

ここではそういったハズレの確率を少しでも減らすために、筆者が実際に実践してる&したことのある方法を述べていきたいと思う。

これを読んでる皆様の参考にでもなれば幸いだ。

【方法①:端の席を買う】

この方法なら確率を二分の一に減らせるし、座席問題で良く挙げられる肘掛け問題にも巻き込まれずに済む。

トイレに行くときや、遅刻しても他のお客さんの前を突っ切らなくていいなど利点が多い。この場所で観たい!というこだわりがない方なら、この方法は是非ともお薦めしたい。

画像3
ただし、スクリーンによっては端だと見づらくなる場合もある。初めての映画館の場合はレビューを参考にするのも手だ。

【方法②:上映直前に買う】

上映前ギリギリに、座席チェックし周辺に人がいない(少ない場所)を選ぶ。時間が近ければ近いほど確実に効果を発揮する。

ただし、公開直後の作品や人気作だと、座席が売り切れてることが多いので要注意だ。ネットなどで事前に予約状況をチェックして判断するのが良いだろう。筆者も公開してしばらく経った作品など観に行くときはこの方法を使っていたりする。

画像4

【方法③:人が少ない時間帯、劇場を狙う】

隣席ガチャは確率の問題。
それならそもそもの分母数を減らせば確率も下がるだろう。時間帯でいうならレイトは人が少ないだろうし、早朝も人は少ないだろう(ただし公開週の土日とかだと、楽しみにしてるファンがいたり劇場によっては固定客がいる)。

またジャンルによって時間帯を変えるのも手だ。例えば『ドラえもん』など、ファミリー層がメインの作品なら小さい子供がいないレイトショーを狙うとか。

客層を予想し、いなさそうな時間帯を狙う。また同じ作品が複数の劇場で上映してるなら、人が少ない劇場に行くのもありだろう。ただし生活圏内に複数劇場がなければならないし、交通の便の問題などもあるのでこれができる人は限定されてしまうだろうが。

画像5

【方法④:スペシャルシートを使う】

究極論:金の力を遣う

あなたが億万長者なら、自分の席だけでなく、周辺の席を買い取ったり、劇場を借りるとかもあるかもしれない。

『ジョジョリオン』より。荒木先生もやはり同じことを思ってるのね…

しかし、そんな現実的にそんな財力のある人はなかなかいない。私達が現実的にできる方法のはスペシャルシートで観たりすることくらいだ。筆者も何ヶ月も前から楽しみにしてる作品なんかはプレミアムシートで観たりする。

スペシャルシート(劇場によって呼び名はさまざま)は、隣席とは少し距離が空けられてるし、通常の座席にくらべ、くつろげる仕様になってるので集中して映画を鑑賞することができるだろう。

毎回という訳にはいかないだろうが、特に楽しみにしてる作品ならスペシャルシートでいつもより豪華に映画を楽しむのもありだ。ちなみに通常だと料金を余分に払うスペシャルシートだが、109シネマズなどの劇場によっては、会員になると無料でスペシャルシートを使えたりするぞ。

画像6

【方法⑤:これも映画館の醍醐味と思って割り切る】

これも一つの究極論。そもそも映画観は不特定多数の人が集まる場所。
色んな人がいるのが当たり前だし、不測な事態も発生するとあらかじめ覚悟しておくだけで心持ちが違ってくる。少しくらい喋っても、携帯が鳴ってもいいじゃないか、人間だもの…そんな悟りとも諦観ともいえる境地の辿り着くのも一つの手だと思う。

そもそも映画館に行く理由は、映画を大きいスクリーンと確かな音響設備で観たいというだけでなく、周りの人と感動を共有したいという気持ちもあるからかもしれない。そう思えば少しくらいのことは気にしないというのも一つの手といえるだろう。

画像7
最終的に悟りの境地にたどり着くのが一番良いかもしれない。

【マナー違反を防ぐために何ができるのか?】

ここまで隣席ガチャのハズレを避けるための方法を紹介してきたが、そもそもマナー違反さえなければこんなに苦しむこともない。本来は避ける方法を考えるべきではなく、マナー違反をやめさせるにはどうしたら良いかを考えていくべきなんだろう。

では、どうすればマナー違反がなくなるか?違反を罰則化する?海外のように鑑賞料金で劇場を分ける?少し調べてみたらこんな記事も発見した。

こういう装置を試験的に導入してお客さんの反応や他の劇場とのお客さんの入りを比較しても面白そうだ…色々方法は思いつくが、これだ!という決定的な方法はないし、どちらかというと映画館側へ協力が必要なアイデアばかり出てくる。

個人でできる事を考えると、やはり一人一人がマナーを守ることを心掛けるということが大事なんだと思う。街並みが綺麗だとゴミのポイ捨てが減るのと同じで、皆がきちんとマナーを守ることで、マナー違反しづらい空気を作り、マナー違反を減らしていく。

正直、解決策とは言えないが、こうした意識をもつことで少しでもマナー違反を減らすことに役立てたらと思う。そうして映画館にきた皆が楽しい映画体験をできることを願うばかりだ。

この記事が参加している募集

習慣にしていること

読んでいただきありがとうございます。 参考になりましたら、「良いね」して頂けると励みになります。