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睡眠について考える _第5部

食事と睡眠



食事のタイミングと
主要栄養素の含有量の相互作用が
睡眠に影響することが
明らかになっている。


特に脳内セロトニンの前駆物質で、
睡眠誘発物質として報告されている
トリプトファンが
睡眠の質に影響していると考えられている。
       (Hartmann and Spinweber 1979)


高グリセミックインデックスの食事摂取によって
(血糖値が急上昇する食材)
大型中性アミノ酸に対する
血漿トリプトファンの割合が上昇することで、
脳内トリプトファンとセロトニンが上昇し、
睡眠を促進すると報告されている。(Afaghi 2007)


寝る4時間前の
高グリセミックインデックスの食事が、
低グリセミックインデックス食と比較し、
睡眠開始までの潜時が48.6%、
あるいは、
同じ食事を寝る1時間前に摂取した場合と
38.3%短くなったと報告している


夜食にトリプトファンを摂取すると、
(牛乳、肉、魚、鶏肉、豆類、チーズ、
 緑の葉もの野菜などの食事を通して)
その後の睡眠に
プラスの効果を示唆している。
さらに、サプリメント摂取より、
トリプトファンを多く含む
食事の摂取がすすめめられている。


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