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粗悪なソジュに身も心も捧げる韓国人の日々をつまみに。代金は税込み290円

オミクロン株の感染、なかなか収まりません。東京のまん延防止等重点措置が3月21日まで?
リモートの日々はまだまだつづく。
飲食店も早く閉まってしまいます。
部屋飲みタイムも、少々飽きがきています。
コンビニつまみもこう、毎日では。テレビもつまらない。NetflixやAmazon Primeでしっかり映画を観るほどの時間もエネルギーもない。
そんな人向けの「動画+エッセイ」つまみをつくってみました。
今回の動画は韓国。うどん、HOF、そして貝の鍋。多くが韓国の焼酎、ソジュに絡んできます。つまみエッセイは、韓国のソジュを巡るちょっと切ない物語。
毎週日曜日に新しい酒飲み話が加わっていきます。
部屋飲みのお供にどうぞ。

海外旅行にソジュ持参の韓国人


 海外旅行に出向くとき、自分の国のおいしい酒を持参する発想は「あり」だと思う。しかし多くの人はそれをしない。現地の酒を味わって見たいという旅心もあるだろう。酒類はもっていくのに面倒だから、という人もいる。だからだろうか。気に入った日本酒を持参する日本人という話は聞いたことがない。ウオッカを持ち出して飲むというロシア人を見たことはない。白酒の乾杯をする中国人も知らない。
 しかし韓国人は違う。さまざまな国で、バッグのなかから何本ものソジュを出して飲んでいる韓国人グループを何回も目撃している。中年グループが多いだろうか。

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2,041字

¥ 290

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