開発経験のない1年目プロダクトマネージャーがエンジニアから信頼を得るためにやった4つのこと
こんにちは!
エンジニア採用支援・組織支援を行うファインディで、フリーランスエンジニアと企業の業務委託案件をマッチングするFindy Freelanceのプロダクトマネージャーをしているしもはた(@t_shimo2)です。
先日、他社のプロダクトマネージャーの方よりある質問をいただいて回答したのですが、その内容がもしかしたらこれからプロダクトマネージャーになろうとする方、今1年目で取り組まれている方に参考になるかも?と思いましたのでnoteにまとめることにしました。
こちらの記事は以下のような方に向けた記事となっております。
きっかけとなった質問
早速ですが、内容に入っていきます。
きっかけとなった質問は以下のようなものでした。
「優秀なエンジニアがいる会社においてエンジニア未経験でPMをすることのハードルは高そうに思えるが、その中でエンジニアからの信頼を獲得するために実施していたことや気を付けていることなどはあるか?」
この質問に応える大前提として、弊社のエンジニアの皆さまは優秀かつ物腰柔らかで、私は大変やりやすい環境でプロダクトマネージャー業務に取り組んでいます。
「優秀なエンジニアがいる会社においてエンジニア未経験でPMをすることのハードル」という言葉にするとちょっと私には無理です…と思いかねないこのハードルを感じていませんでしたw
とはいえ少なからず自分なりに頑張ったことはあったため、この質問をいただいて自分で思い当たる点を考えてみていましたが、自分でそう思っていてもエンジニア側からは全然違うと思われていても恥ずかしいのと、せっかくなら実際一緒に仕事をしているエンジニアに聞いてみた方が視点として良いのでは?と思い恥を忍んで聞いてみました。
ですので、自分自身で意識していたことはありつつも、これは頑張ったぜ!という自己評価ではなく、一緒に仕事をしているエンジニアから見て、ここが良かったよ!と言ってもらえた部分となります。(大変恐縮ですが)
いただいた質問の答えをエンジニアに聞いてみた
一番お世話になっているエンジニアの方に聞いてみた結果、ありがたいことに以下の4つのことをフィードバックいただけました。(めちゃくちゃ嬉しい…!)
すべてにおいてレスポンスが早く、確認や調整のコミュニケーションがスムーズ
開発相談のMTGを週1回やっており、今後やることや課題などを共有していた(いまもしている)
事業/ドメインに詳しく、事業部各チームに聞かなくてもPdMに聞けばわかる
日々の言動、SlackのtimesチャンネルからPdMとしてのスキルを高めるために努力していることが伺い知れた
それぞれ一言でまとめると、
①即レスの徹底
②定期的なすり合わせの実施
③ドメイン知識
④スキルセット向上のための努力
という4つの点について、自己評価でも意識してやっていたなという部分と特に意識していなかった部分もありつつ、それぞれ振り返ってみたいと思います。
4つのことについて振り返ってみた
①即レスの徹底
「すべてにおいてレスポンスが早く、確認や調整のコミュニケーションがスムーズ」ということでフィードバックいただいたこちらに関してです。
こちらはプロダクトマネージャーになってから意識したことではなく、元々仕事もプライベートも即レス型なのでそれが活きた部分でした。
その中でも少し意識した部分としては、プロダクトマネージャーになってからは自身が開発スピードのボトルネックにならないようにするという一心で、エンジニアからのGitHubやSlackでの連絡への返信を第一優先として行うようにはしていました。
プロダクトマネージャー1年目、プロダクトマネジメントのスキルはなくても、レスの速さだけならなんとでもなるので、がんばりたいところですね。
②定期的なすり合わせの実施
「開発相談のMTGを週1回やっており、今後やることや課題などを共有していた(いまもしている)」
自身がプロダクトマネージャーになった当初より設けていただいた開発相談MTG。
週1でエンジニアとざっくばらんに「次こんなことを考えていまして〜」というまだ全く固まっていない段階のアイディアを相談したり事業課題を共有したりする場としての週1回30分話す機会です。
もちろんこの場に限らず必要に応じて都度口頭でのコミュニケーションはとっています。
ただ、特に最初は「こんなことに困っている」「こういうことができたら良さそう」というイメージはあっても、どうやってその課題を解決するか、どんなやり方があるかは全くイメージが湧かないということがあるあるです。
そのため、アイディアベースで相談できる機会があること、「今ちょっとお時間いただいてもいいですか…?」と都度聞く心理的ハードルがないタイミングで聞けることはとても良かったです。
③ドメイン知識
「事業/ドメインに詳しく、事業部各チームに聞かなくてもPdMに聞けばわかる」
こちらに関しては同じ事業部内において、ポジションチェンジの形でプロダクトマネージャーになっている点と長く在籍している点が功を奏した部分です。
気づけば、自分の携わる部署で現在在籍しているメンバーの中では在籍年数が長い方から数えて何番目という立ち位置になってしまっています。
(時が経つのが早すぎる…!)
そのため結果としてこれまでのサービス・プロダクトのグロースにおける歴史的背景を知っていたり、各ポジションでのOpsを一通り知っているというのは強みになりました。
開発経験がないマイナス面をカバーする強みとしては、顧客理解・ドメイン知識が大きいなと思うので、ここは引き続きがんばりたいところです。
④スキルセット向上のための努力
「日々の言動、SlackのtimesチャンネルからPdMとしてのスキルを高めるために努力していることが伺い知れた」
こちらは意識していた点です。右も左も分からない中で、常に記事や書籍、他社のPMの方が集まる場に顔を出しに行くなどをしており、何か目の前の業務に活きないかという視点で取り組んでいました。
あまり努力している姿を外に積極的に見せることが良いかというと難しいところですが、勉強というよりは面白い、興味深いという感覚で書籍や記事を読んでいたのでもし目にした他の人にも参考になればと思ってtimeチャンネルとかにも投稿していました。
エンジニアリング、デザイン、ビジネス等々各方面無限のケイパビリティが求められるプロダクトマネージャーですが、もちろん急にスーパーマンにはなれないとはいえ、できることをどんどん増やして広げていける仕事なので勉強も楽しいなと思って取り組んでいます。
もし読んでいただいた方の何かの参考になれば幸いです。
最後に
弊社、絶賛プロダクトマネージャー募集中ですので、ぜひお気軽にお声がけくださいませ!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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