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今日の始まりに【2023/09/08 金融ニュース】


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本日のひとことコメント

現在の体重: 74.6kg
目標体重: 70.0㎏!
昨日のご飯が明らかに胃に残っているので、この推移は仕方なし。

米国ニュース

経済指標

  • 新規失業保険

    • 216k、予想233k、前週229k(速報値228k)

  • 労働生産性

    • 前期比年率+3.5%、予想+3.4%、速報値+3.7%

ニュースに対するコメント

  • 新規失業保険は予想を大幅に下回る好調な数字で、2023年2月以来の低水準。逆に好調すぎて、労働市場の過熱感が警戒されるため9月に利上げがあるのでは?と予想する声もちらほらでています

  • 一方で、祝日がある週の申請はブレることが多く、今週は月曜日がLabor Dayだったことの影響もあると思料しています

新規失業保険推移。216kは2023年2月以来の低水準

重要コメント

  • ウィリアムズNY連銀総裁

    • 失業率は今後数ヶ月に4%強まで上昇する

    • 失業率の上昇は過去の景気後退期に見られたものとは異なる種類

    • インフレ率の推移も伝統的な経済学とは一致しない

    • 景気後退(リセッション)が起きそうだという話は特に出なくなった

  • グールズビー・NY連銀総裁

    • 「金利をどこまで引き上げるべきか」という内容が議論の対象にならない時期がかなり急速に近づいている

    • 今後の議論は、金利を今の水準にどの程度長い期間維持するべきなのか?にシフトしていくだろう

    • 需給はバランスし始めている中で、インフレを構成する多くの要素も下振れ方向に出ている

    • 特に月間インフレ率やコアインフレ率、物品と住宅価格の推移に着目したい

ニュースに対するコメント

  • 特段サプライズコメントはないものの、特に米国については市場の反応同様に、今後更なる大幅な利上げがあると予想する向きは少なく、ターミナルレートが今近辺の金利となった場合に利下げが始まるのはいつなのか?という論点にシフトしているように感じます

クーグラーFRB理事誕生

  • 賛成53反対45でギリギリではありつつも、クーグラーFRB理事が誕生

  • ヒスパニック系としては史上初のFRB制作当局者に

  • その他、クック理事も新たに14年の任期延長

USD指数の強さ目立つ

  • ドルスポット指数は(金曜日の終値次第ではあるものの)、このままいけば週間ベースで8週間連続の上昇となり、2005年1月にブルームバーグが指数を計算しはじめて以来の数字

  • 米国経済のリセッション懸念で2022年以後に急速にドル指数は軟化したものの、直近は中国経済の不調や欧州のインフレ対応苦戦を受けて、改めて米国の力強さが認識される結果に

USDは8週連続高で、2005年の統計開始以来最長に

中国ニュース

米欧、中国産鉄鋼に対して新たな関税を導入か

  • 市場外商慣行で利益を得ている中国からの輸入に対象を絞る形で新たな関税を導入する予定

  • 同時に、トランプ大統領が欧州からの金属輸入に関税を関税を課したことで米欧間での紛争が生じたものの、そちらの解決も同時に目指す形に

    • 現在は2021年に相互に懲罰的措置を一時的に停止したものの、一時合意は2023年10月末までが期限となり、延長するか根本解決をするかを米欧は目指している

その他ニュース

コモディティ

  • 原油

    • 反落

    • 供給削減の影響で9営業日続伸していたことから、RSI(相対力指数)も買われすぎを示唆しており、過熱感から売られた印象

    • 3日続落

    • 新規失業保険が強い数字となったことから、9月利上げの可能性が更に増加したのでは?という懸念から売られる展開

  • 天然ガス

    • オーストリア労働組合とシェブロンとの合意形成が長引いており、9月8日(本日)午前までに合意に至らなかった場合には、スト突入と想定

    • 労働組合側はシェブロンが提示したパッケージは要求を満たしてなく、合意できる内容ではないとコメント

GM、スト回避に向けて10%の賃上げを提案

  • GMは労働組合が検討しているストを回避するため、10%の賃上げや一時支給を含む対案を提案

  • 一方で、UAW(全米自動車労働組合)のフェイン委員長は侮辱的な提案とコメント

ニュースに対するコメント

  • UAWとの労使協定の締結期限は9月14日に迫っており、労使協定の内容について合意していない中でUAWはスト実施を示唆

  • UAWが要求しているのは、2007年以前と以後において異なる給与体系が設定されている二重給与体系の廃止、賃金とインフレ率の連動、公正な昇給システムの復活、EV移行に伴う雇用確保

  • 特にCOLA(Cost of Living Adjustment)の復活がUAWの注力点であり、その点で単なる賃上げや一時支給を提案してきたGMの提案は「給料あげれば飲むだろう」という意味で屈辱的と表現したのだろうと思料します

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