2022/02/02 金融ニュース
自己紹介リンク (@Yshimogawara)
本日のひとことコメント
世界で最も治安がいい国ランキングが発表されました。東京は33位。レストランで席を取りたい時とかに、カバンや上着を置いて席を確保しているのを見ると、「誰にも盗まれずに、しかも席をしっかり確保しておける日本はなんて治安がいいんだ！」といつも思うのですが、上には上がいるものですね。ちなみに1位はアブダビだそうです（行ったことない。。。）
今日の注目ニュース見出し
FOMC利上げペースを0.25ptに減速
ISM指数は5カ月連続で低下
ADP雇用統計は予想外に増加
ニュースとコメント
FOMC利上げペースを0.25ptに減速
0.25pt利上げしたが、利上げペースは原則。FF金利誘導目標は4.50% ~ 4.75%
全会一致
今後更に複数回の利上げの可能性がある
前回声明は、利上げはペースを決定した上で考慮されるとしていたが、今回は「今後どの程度引き上げるかは、引き締めを含む複数の要素」の考慮が必要とコメント＝将来的な利上げ終了の可能性を示唆
パウエル議長「物価安定の回復には、抑制的なスタンスの維持が必要」「勝利宣言にはまだ早い」
コメント
直近、賃金・CPIなど諸々の指標がインフレ率鈍化の可能性を示唆していた中では、市場期待に沿った決定
今後、複数回の後に利上げは止まる可能性が現時点では高いと思うが、市場期待が先行して加熱することを警戒してのパウエル議長のコメント
コモディティ価格も、ウクライナロシア戦争後の高止まりから落ち着いてきている。ただ、電気価格への転嫁など、転嫁が遅れている場面への反映はこれから進む部分もあるため、インフレ率自体が上げ止まるのは後半年間くらいかかりそう
ISMS指数は5カ月連続で低下
予想48.0、前月48.4に対して、47.4
判定基準は50（50を下回ると縮小）
雇用指数は1月は人員増が緩やかにあったことを示す
コメント
インフレの影響と、それに伴う個人消費の落ち込みの影響を受けた製造業の苦境はまだ続きそう
一方で、雇用自体は伸びており、製造業での大幅な人員整理は今後は頻繁には起きないのではないか、という見解が優勢に見える（IT系の人員調整は続く可能性あり）
ADP雇用統計は軟調
民間雇用者数は18万人増予想に対して、10.6万人増。前月は25.3万人増
転職しなかった雇用者賃金は、前年対比7.3％増
転職した雇用者の賃金増加は、15.4％増
コメント
特に気候の影響が大きい冬場の雇用関係の統計は、ボラティリティが高いので、示唆は少なそう
雇用者賃金は大幅に伸びているとの結果になっているが、一方で先日発表された米雇用コスト指数は予想を下回る伸びになっていて、賃金上昇によるインフレ圧力の上昇に歯止めがかかるのでは？という期待もあったので、対照的。ADPは割とぶれがちな指数なので、参考程度で見るのが良さそう、というのは相変わらず。。。？
OPECプラス、現行生産水準を維持
市場予想通り
ロシアの影響を見極めるとのこと
コメント
原油最大の輸入国である中国は、ゼロコロナ政策を撤廃したことで経済活動が活発になっているものの、感染は拡大による下押し圧力は強そう
予想通りなので、あまり強いコメントはなし。引き続き中国動向と、ウクライナ・ロシア戦争の状況を見極めたい
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