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今日の始まりに絶対読んでおきたい!!【2022/02/28 金融ニュース】

自己紹介リンク (@Yshimogawara)

※「絶対読んでおきたい」と書いていますが、9割型発信が「これを書くことで毎日ニュースをチェックするようになる」ことを目的としているので、自己満足です。

本日のひとことコメント

昨日、高校時代ぶりとなる友人と再会のディナーをしてきました。色々とお互い歩んできた道が違う中で、人生のステージも変わっていますが、結局根本的な部分は変わらないのだなと実感。人間、いくつになっても心根は変わらないですね。

今日の注目ニュース見出し

  • 日本ニュース

    • 郵政、ゆうちょ銀行株1兆円売却

    • 植田次期総裁「大規模緩和はメリット上回る」

  • 米国ニュース

    • 耐久財受注

    • 中古住宅成約指数+8.1%

  • その他

    • ECB2024年も利上げか

ニュースとコメント

日本ニュース: 郵政、ゆうちょ銀行株1兆円売却

  • ゆうちょ銀行の株式を2023年3月に一部売却すると発表

  • 発酵済株式に対する保有比率は89%から60%前後に低下する想定

ニュースに対するコメント

  • 流動比率自体が10%程度と非常に低いので流動比率を増やしていかないといけないのと、そもそも民営化のコンセプトという観点からも、やることは確定していて「いつやるの?」という世界ではあったかと思います

    • プライム上場の基準である「流動比率35%以上」を満たすためにも、そもそも売却は規定路線でもありました

  • 今後も売却自体は進行していくと想定しています。過半を割るかどうか、というのが次の判断基準ではないかと考えています

    • 過半割り込んでいいのか、という論点については未整理です。。。

日本ニュース: 植田次期総裁「大規模緩和はメリット上回る」

  • 27日の所信聴取にて発言

    • アベノミクスにおいて、政府と日銀が必要な施策を実行し、デフレでない状況を作りだした。収益拡大、人口減少の中での女性・高齢者の雇用促進など、着実な成果が上がっている

    • 物価2%目標の達成を目指す意味で、現行路線を踏襲する

    • 物価2%目標を柱とする共同声明の見直しは、個人としては考えていない

    • 大規模金融緩和政策の副作用として、市場機能に影響が出る可能性はある

    • 現状は、メリットが副作用を上回っている

ニュースに対するコメント

  • 市場が脱金融緩和に関する方針を強く織り込んでいた一方で、政府・日銀両方からは警戒感も出ていただけに、バランスを取った発言をされたなという印象を抱きました

  • ただ、マーケット的には大規模緩和からの脱却はどこかでやる必要がある中で、政治的に配慮してアクションを取らないことは徐々にネガティブに映っていく可能性があると懸念しています

  • どのタイミングで、脱却に関するコミュニケーションを徐々に取り始めるか、注目しています

米国ニュース: 耐久財受注

  • コア資本財受注: 前月比+0.8%(予想横ばい)

  • 全体: 前月比▲4.5%(予想▲4.0%、2020年4月以来の大幅減少)

ニュースに対するコメント

  • 全体としては軟調な結果に終わったものの、設備投資の先行指標と言われるコア資本財受注は市場の予想外に良い数字に

  • 民間航空機受注は▲54.6%。ボーイングが受注した数字が12月250機に対して、1月55機だったことも影響していると思料

  • 全体数字の減少は民間航空機受注の影響が大きいと想定。コア資本財が延びていることは、インフレや各種コストの値上がり、全体的な不況感にも関わらず、企業が設備投資を継続しているという状況を示唆しており、直近の諸々の指標同様、金利引き上げによる追加引き締めをサポートすると想定しています

米国ニュース: 中古住宅成約指数+8.1%

  • 中古住宅成約指数は+8.1%(予想+1.0%)

    • 2020年6月以来の伸び

    • 住宅ローン金利が低下したことがサポートか

ニュースに対するコメント

  • 数日前にもコメントしたものの、米国住宅は徐々に価格を切り下げて売り出す事例が増えており、底値を拾いたい動きは実際出てきている印象

  • 金利が上昇局面にある中で、追加借り入れに関する警戒感はあるものの、1月は住宅ローン金利が低下したことも買い入れをサポート

  • ただ、今後更に金利が上昇していくことが想定されることから、住宅市場が本当に反転するかは若干懐疑的です。底値を拾いたい動きは出てきますが、金利負担軽減・全体景況悪化に伴う資産売却は出てきそうで、個人的には住宅市場は今後1年~2年は下落するのではと考えています

その他: ECB2024年も利上げか

  • 市場が織り込むターミナルレートの予想水準が3.9%にまで上昇

ニュースに対するコメント

  • 3月2日にユーロ圏コアインフレ率が発表されるので、そちらの指標に注目。引き続き、5%前半の高水準の数値が出てくると予想されています

  • 現在の中銀預金金利は2.5%で、2022年3月会合で3.0%まで50pt利上げすると市場は予想しています

  • 3.9%のターミナルレートを見る場合、更に2023年内に追加で2~3度の利上げがあると想定されます

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