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福岡国際マラソン2023【レース編】

前回は前日の福岡入り(前日観光)からレーススタートまでを記録した。
https://note.com/shimo574731/n/n7d41e60ba6eb

今回は福岡国際マラソンのスタートからゴールまでを記録していきたい。

【スタート〜10km】
12:10号砲。いよいよ福岡国際マラソンがスタートした。実業団選手や海外招待選手らと同じスタートは感慨深かった…。
Aグループは平和台陸上競技場スタートで、まず競技場内を3周してから公道へ出て大濠公園スタートのBグループと合流する。

当初のプランとしては3:30/kmを少し切るくらいの集団があればついて、あとは集団の流れ次第で。と考えていたが、プラン通りに走れるような甘い大会じゃないことは承知済み。集団が速くなればついていくしかないし、とにかく皆が前へ前へ向かっていくのが福岡国際マラソンという舞台。

スタートから10km
ラップは全て手動で取るようにしている

最初の1kmは3:25。競技場はどのランナーもガンガン飛ばしていくので早速遅れを取るが、一番ケツで競技場出るくらいの余裕さを持ちたかったし個人的にはOK。
Bグループと合流後3km地点くらいから徐々に集団が形成されはじめてきた、ざっと20人くらいは居たように思う。
気付くと集団の先頭に立っていたのでここはあえてスローダウンして後方へつける。

今回に限ったことではないが序盤はいつも動きが重く、そこまで余裕度がない。そのうち動くようになるタイミングが来るだろう、と言い聞かせて集団から離れないことだけ気を付けた。

6km過ぎ 室見駅

この日の気象コンディションは晴れ、気温11〜13℃くらい?風はTVだと無風とか言ってたらしいが、特に後半は向かい風が強かったように感じた。
普段の練習は1人で実施しているため、こうして集団で走らせてもらえるのはありがたいし楽だ。距離表示を通過したところでラップを取るだけの機械になったつもりで走る。
コース特性や集団内で多少の上げ下げもありつつ10km通過は34分50秒。

【11km〜ハーフ】
まずは手元のラップから。

11km〜21km 手元ラップ
ハーフは1:13:34で通過

引き続き同じ集団で推移。この区間は多少のアップダウンを挟みつつ博多の市街地へ戻っていくところだ。
Aグループはスペシャルドリンクを8箇所置くことが出来、自分はそのうち6箇所で設置。11.6kmで最初のスペシャルドリンクを摂取した。
朝食からスタート前までに補給食を摂りはしていたものの、昼スタートのためレース中の補給は早め早めが良いと思っていた。
15.8kmでスペシャルドリンクに加えて手持ちのジェルを1つ摂取。

集団に大きな変化はあまりないが、給水のタイミングなどで先頭の入れ替わりや明らかに失速し始めるランナーなど、多少の変化は感じられるようになってくる。
手元ラップも不安定だが、距離表示はズレるのが前提で5km毎のラップだけ確認して大きく遅れてなければOKという感じで。

19km辺り
遥々千葉から来てくれた仲間の声援がありがたい

18kmくらいからだったか、段々と(ようやく)動きがハマり始めてきて集団の2列目まで位置を上げた。
集団の動きに対して「いつでも反応出来るぞ」「いつでも仕掛けられるぞ」そんな気持ちの余裕を持ちつつハーフを通過。1時間13分34秒。

【22km〜32km】
前半のハーフはAve.3:29/kmくらい。目安としている3:30/km付近で走れていて、体力的にも余裕はあるし今のところ順調だ。

22kmくらいで博多駅前を通過。博多駅の博多口はとても好きな景観だ。沿道の声援も多く自然と再び気持ちが高まる。

22kmから32km
いよいよ勝負の後半戦へ

25km手前で蔵本交差点を右折、何となく集団全体のペースが落ちてきたように感じた。
この先のことを考えてもう少し集団内で様子を見るのか、あるいはここを勝負のポイントと捉えて飛び出そうか。時間掛からず選んだのは後者だった。
飛び出すと決めたからにはこの先を単独で走らないといけないのは分かっている。仮に終盤タレてしまったらそこまでということ。

29km付近

過去2回出走した時は2回とも31km手前の香椎折り返しから失速してしまった。
折り返しからゴールの平和台までは直線コースが多いが、コース的な特徴なのかここの折り返し後は向かい風が強くなる印象で、今回もまさにそうだった。ポロポロ落ちてくるランナーが多くなってきた。
スペシャルドリンクと手持ちのジェルを摂取して終盤に備える。

【33km〜フィニッシュ】

33kmからフィニッシュまで
ラップを落とすことなく走り切れた

「35kmまでは余裕を持って刻もう、ラスト5kmで出し切ろう」と頭の中で繰り返し唱えた。とは言え、だんだんと足も呼吸も余裕がなくなってくるのが分かる。キツい。
1km、また1kmと、短い目標を持って走ることで集中を保つ。
この間、知り合いや顔を知ってるランナーもたくさん抜いた。キツいけど追い上げてる側だから勢いはあったのかもしれない。手元のラップは落ちてない!まだイケるぞ。

36km過ぎ、最後に設置したスペシャルは初めて取り損ねた。

平和台競技場手前
最後に坂が待ち受ける

41km過ぎ、平和台競技場手前にランナー泣かせの坂が待ち受ける。と同時に、最後の家族の応援を受けた。手元ラップを後から見てもわかる通り、元気よく坂を駆け上がれた。
そしてラストは競技場を1周、ちょうど自分が競技場に入ったあたりでTV中継は終わってしまった。笑

27分台は間違い無さそうだ。1か月前、歩くのもやっとの状態からよくここまでカムバック出来たもんだと思った。
スタート前はどんな形であれタイムであれ、ゴール出来たら絶対泣くと思ってたけど、実際は笑顔でゴールできた。きっと今日出来る走りは出せたんだと思う。

記録は2時間27分46秒の総合61位。

ランナーズアップデートより
15km以降神ラップ連発!笑

【レースを終えて】
今回の福岡国際は病み上がりから1か月という短期間での調整となってしまった。(金沢マラソンももちろんDNSした)
今出来る精一杯の走りは9割方出来たとは思うけど、当初目指していた記録とは程遠いものだしもちろん満足はしてない。
現在地を知れたし、ようやくスタートラインに帰ってこれたかなという気持ち。

年明け以降のマラソンは別大、東京が控えている。シーズン後半のビッグレースに向けて、また気持ち新たに取り組んでいきたい。
福岡国際マラソン出走に際し、たくさんの応援ありがとうございました。

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