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ライカM3、はじめました。Summiluxを添えて。

ひょんなことから、ライカのM3とレンズを手に入れました。M4とバルナックは以前より使っていましたが、あくまでもボディだけ。ライツのレンズはほとんど使ってきませんでした。ライカ人とは言い難い。そんな悩みの中出会ったキャメラ。ライカとライツのレンズに感動しつつ書き綴ったライカ初心者のことばです。↓焦る私

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生きた化石のような何か

ライカM3は戦後を代表するカメラの一つでしょう。発売時期、世界情勢すべてひっくるめて考えても歴史の一部です。多くの写真家が愛し、愛されたカメラ。

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基本性能などは調べて頂ければすぐに分かるほど有名。M型の原点にして頂点です。今のライカの基礎でもあります。現行品のM10シリーズを触ってもM3時代の趣を感じますし、M3を生きた化石と表現しても差し支えないような感触を覚えます。

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付属していたこのレンズはズミルックス。1961年製。東京オリンピックより前からこの世界を見つめ続けています。60年の重みは描写でも感じられます。ボケなどはオールドですが、コーティングもしっかりしていて基本的には60年後の今でも楽しめる解像度。この点は脱帽です。今年の初め頃に私が所有していたフォクトレンダーのNOKTON 50/1.5と近い雰囲気ですが、ライカにつけたときの気持ちよさやしっくり来る感じはズミルックスのほうに軍配が上がります。でも、NOKTONもいいレンズですよ!

ノクトンの作例はこちら

ではズミルックスについてです。コレは言葉で語るより見て頂くほうが良いと思います。

作例

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私の購入したズミルックスは1961年製造のものから構成が変更になった、いわゆる二世代目のものです。1st後期型?もしくは2nd前期型?と言われるもの?レンズの張り合わせがない空気レンズの部分があることで有名みたいです。20年くらい製造されていたそう。絞るときちんとうつりますが、開放だとすこし緩くなるのもかわいいところ。ボケもぐるぐる気味です。でも、夕方まで撮影できるのはライカとして魅力的です。

まだ視界の未熟な私に「世界はこうやって見るんだぞ。」と教えてもらっているような感覚になります。

フィルムとか、デジタルとかは関係ない感じがしてきます。「写真機」として淡々と働くそのさまは畏敬の念を抱かざるを得ません。

良い記録のパートナーとして、僕に付き合っていただこうと思います。





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