「空き家を持っていない」本当に?

前回、日本の空き家率が高いというお話をさせていただきました。
少しは空き家が身近なものだと感じていただけましたか?
もしかしたら、空き家はまだまだ他人事、「空き家なんて持っていない」という方が大半かもしれません。

しかし、ちょっと待ってください。
「空き家を持っていない」それって本当ですか?

空き家をお持ちの方の中には、空き家を持っていると自覚していない方がいらっしゃいます。
例えば、
「物置として使っている」
例えば、
「長期休暇のとき別荘として使っている」
これら1年以上住んでいなければどちらも空き家です。

国土交通省は、空き家を「概ね1年以上利用の実態がない住宅」と定義しています。
持ち主側からすると「ちゃんと使っているのだから空き家じゃない!」と考えたくなるかもしれません。
それに、もしも空き家にネガティブなイメージを持っていたら、自分がもともと住んでいた家や親が大切にしていたご実家などを空き家とくくってしまうのは嫌かもしれませんね。
しかし、空き家は空き家です。家は人が住まなくなると急激に劣化します。空き家になったら、放置せず何らかの対処をすることが大切です。
その「何らか」は今後具体的にお話ししていきます!

もうすぐ長期休暇ですね。
もしも長期のお休みでご家族が集まる機会があるなら、ご実家の行く末や所有している空き物件がないかなど話合われてみるのもいいかもしれませんね。

空き家アナリスト 清水

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