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2ヶ月に1度くらいの頻度で京都に遊びに行く女の独断と偏見によるオススメスポット②

こんにちは、清水です。
引き続き、独断と偏見マシマシで京都のオススメをお送りいたします。
↓前回はこちら↓


なんか全体的にキラキラとは無縁な感じで申し訳ないのですが、実際担当の年齢にジリジリ躙り寄るアラサーの散歩コース紹介なので勘弁してください。

今回は握野英雄くんのヒーロー参上コースあたりで好きな場所をつらつら紹介します。移動範囲が恐らく1番コンパクトなのでスタンプラリー並走するなら比較的行動しやすいかも。


ヒーロー参上コース

きんせ旅館

いきなり入店最高難度の場所を紹介して申し訳ございません!
かく言うわたしも臨時休業や定休日にぶち当たり何度も振られ、昨年ようやく行けた喫茶店なのですが、もう何度も振られた事なんでどうでもよくなるくらい最高の空間だったので、堂々ラインナップに入って来てしまいました。

かつては新撰組の隊士や討伐派の志士が通ったとされる花街に構える江戸末期に揚屋(遊郭)として建てられた建物は、1日1組限定で宿泊できたり17時以降からしか営業しない夜喫茶として現代に受け継がれており、中がとにかく凄いのです。
格式の高い建物に見られる格天井に席を取り囲むように配置された美しいステンドグラス。床を彩る泰山タイルなど、もう目がいくつあっても足りない!!

エントランスから既に目眩するくらい素敵だった。
ファイヤーキングのカップソーサーで出てきたカフェオレ。
調度品のひとつ取っても品があって美しい。
開店10分前くらいに行ったはずなのに、入店して暫くしたら満席になってた。

席を立っての撮影が禁止されているので身を捩って可能な限り己の目とカメラフォルダに焼き付けたのですが、写真を見る度に「必ず合間見えるからな、絶対にだ」と意気込んでやまない建築と喫茶室です。機会があったら泊まりたいなあ〜

京都水族館

言わずもがなではありますが、弊担当ユニットLegenders の古論クリスさんが入れて欲しそうだったので。
数年前まで年パス所持勢で年間片手で足りないくらい通っていたのですが、暫くは疎遠になっており先日4年ぶりに行って来ました。
コンパクトなサイズ感で、あまり大型の海獣もおらず最近はイルカショーすら無くなってしまった京都水族館ではありますが、ちょっと涼みに行くような感覚で立ち寄るには丁度いい場所です。夏季は夜20時まで開館している日も多いので、ホテルに戻る前に、新幹線に乗る前に。ちょっと寄り道してみては?と、古論さんがおっしゃってます。
折り重なるように水槽の端で団子になってるオオサンショウウオさんは想像の8倍くらい大きくて結構びっくりします。抱き枕くらいのサイズ感がある。

ペンギンの名前は京都の地名に準えたもの。地域密着型ペンギン。
夜は水槽周りがライトアップされ、幻想的な空間に。
クラゲエリア。珍しく空いていた。
今年はクラゲモチーフの傘のオブジェが追加。
毎年恒例のクラゲ風鈴。
雨彦さんの方が流石に大きいかあ、オオサンショウウオさん。

Roastery DAUGHTER & Gallery SON / by Wife&Husband

元々コーヒーがあまり好きではなく、喫茶店でも進んでコーヒーを飲んでこなかった紅茶派のわたしが、はじめてコーヒーを美味しいと思ったきっかけのお店です。初めは2階のアンティークショップに興味があって入店したのに、店を出た時に抱えていたのはコーヒー豆。自家焙煎とあって、店頭に置かれた大きなロースターからそれはそれは香ばしい焙煎豆の香りがお店中に広がって、レジ前でスタッフさんに初心者でも飲みやすい豆についてレクチャー頂き、勢い余って挽き豆を買って帰ったのですが、これがもう!衝撃的に美味しくて、ここから一気にコーヒーにハマるのでした。ラフにグラシン紙に包まれた豆も可愛いのでお土産にもオススメです。

真ん中のCOFFEEの文字が可愛すぎる外観。
焙煎度合いや産地毎に並ぶ豆たち。
アンティークがお行儀よく並べられたお洒落な店内。
家に帰ってグラシン紙を捲る楽しみ。

勝林寺

母から綺麗な花手水が見れる、との情報を得て訪れた勝林寺。
花手水以外にも御朱印の種類が豊富で華やかなものが多く旅行誌にもよく掲載されているお寺さん。京都の特に混み合うエリアから少し外れているので比較的観光客も控えめで落ち着いてゆっくり参拝出来ました。

春先伺ったので、春らしい色合いの花手水。
観光客も少なくて落ち着いて参拝できました。
見事な花手水。これ目当てで来る人が多いそう。

京都 ぎおん石 喫茶室

京つけもの大安、伊藤久右衛門祇園四条店から程近くのちょっと変わった風貌のビル「ぎおん石」
石、と言うだけあって原石から化石、宝石を取り扱う石屋さんで、2階は喫茶室、3階は蕎麦屋さんになっています。喫茶室の内装は船室がモチーフになっていて琥珀色のヒノキの無垢材が柔らかく波打ち、泡のようなガラスの照明がぷかぷかと浮かぶように配置されたどこかミッドセンチュリーを思わせる店内で頂くのはレモンゼリー。
ただのレモンゼリーと侮る勿れ、1皿に果汁が約2個分たっぷり使用されていて、もう顔のパーツが中央に大集結する程にメッチャ酸っぱいのですが、これがクソ暑い夏の京都には案外丁度いいのです。
添えられた生クリームがほんのり甘いので、同じ匙に乗せて口に運べば、甘酸っぱくてスプーンが進みます。
コーヒーも美味しいので、キンキンに冷えたアイスコーヒーとともに是非。

目が覚める程酸っぱいレモンゼリー。

ピアノの鍵盤にも波のようにも見える美しいヒノキの無垢材の壁面。
泡のような、浮き玉のようなガラスの照明。ランダム配置のセンスが光る。

長楽館

満を持して、ここを紹介する事ができる……
ずっとこの時待ってたぜ……!!!!
正直な話、人生で1番美味しいまであるお菓子が買えるので、どんなにカツカツの旅程でも立ち寄って欲しい場所の1つです。
洋館自体にも大変歴史と文化的価値があり、建築だけでも見る価値は十二分にあります。基本的にカフェ、アフタヌーンティー含む食事は予約制で、なかなか予約が取れず数年待つのも正直覚悟しました。
しかし、先日運よく席を得てアフタヌーンティーにありつけたのですが、もう!それはそれはあり得ないくらい全てが美味し買ったのです。
セイボリーからケーキに至るまで全てが宝石のように煌びやかで、特にスコーンがもうこれまでのスコーンの常識を打ち砕いてしまうくらいに粉っぽさが一切なくしっとりと解けるような食感で全人類に配給した方がいい、今すぐに。
残念ながらスコーンはお土産として持ち帰れませんが、ブティックではクッキー缶をはじめ様々なお菓子が購入できるので、美味しいものがお好きな方は是非。本当、後悔させないから。
因みにわたしはクロッカンがイチオシ。夏季を過ぎるとトぶ程に美味しいチョコレート「ヒーロー」が店頭でも買えるようになる(はず)なのでそちらも是非。

丁度旅マスの時期とドン被りの「京の夏の旅」では普段は見る事の出来ない長楽館の茶室「長楽庵」と最上階の「御成の間」が6年ぶりに特別公開されているのでこちらもオススメ。特に長楽庵の丸いステンドグラスは涙が出るほど綺麗です。
そもそも長楽館は一歩足を踏み入れると、贅の極み過ぎて眩暈がする。(ガチ)

中段のスコーンが28年の人生で最高に美味しかった。たまに夢に出る。
階段の曲線美。艶やかな手すりに一生触っていたい。
アフタヌーンティーの際に通して頂いた接遇の間。京都指定有形文化財の調度品が展示されています。
特別公開でしか撮れないアングル。シンメトリーに伸びる階段が大好き。ありがとうございます。
長楽庵の桜を模した涙が出る程綺麗なステンドグラス。恐らく次もう1度見ても泣く。
元々はタバコ事業で財を成した村井財閥の邸宅なのでチョコレートもタバコモチーフ。
コースターやお菓子のパッケージも当時のタバコの包装紙を思わせるデザインに。
ここだけの話、平日に長楽館の特別公開に行くとブティックの商品が15%OFFで買えるので、平日に来る人は覚えておくとお得です。わたしはそれにあやかりここぞとばかりにお菓子を買いました。

祇園閣

長楽館の上階からぼんやり外を眺めていると、隣の敷地に聳え立つあり得ない造形の建物が目に飛び込んできたので、好奇心の赴くままに訪れたのですがここも非常に良くて。
1927年に建てられたこの建物は、今で言う大成建設の元となる大倉財閥をわずか1代で築き上げた大倉喜八郎が祇園祭の鉾をモチーフに作らせたとされている建物で、こちらも6年ぶりの特別公開の対象でした。
屋上にも登れ360度京都の街並みをパノラマビューで楽しむ事ができ、山から吹き降ろす風で汗を乾かしながら景色を堪能できます。
因みに、長楽館、祇園閣と2ヶ所回ると周辺の提携店でドリンクやアイスと引き換えできるので、旅マススタンプラリーと平行できそうなら是非。

塔内部は撮影不可ですが、壁一面にサイケデリックな壁画が施されています。
京都駅近くのつけもの屋さんで抹茶アイスと引き換えました。美味しかったです。

伏見稲荷大社

言わずもがな、今回のコースにラインナップされている伏見稲荷大社。
こちらもわたしが訪れたのは遥か昔……4年くらい前なのであんまり記憶はありませんが、まあとにかく階段を登って登って下るみたいな感覚だったので、歩きやすい靴推奨です。というか京都は歩く前提で、動きやすい格好第一で考えた方が良さそうです。伏見稲荷さんは特に山に入っていくので……
当時は全然観光らしい事もせずに、ただただ鳥居を潜り続けて帰ってくるだけだったので、旅マスで新しい発見がいろいろ出来たら嬉しいなあ、と思います。

大きな立派な鳥居を潜って参拝へ向かいます。
一応行ったんだぞ、と言わんばかりの写真。
金色のきゅうりかと思ったらなんか違った。
狐にこそ出会わなかったけれど、猫はたくさんいる。

▶︎▶︎▶︎2ヶ月に1度くらいの頻度で京都に遊びに行く女の独断と偏見によるオススメスポット③へ続く……

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