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矢印で考える!有機化学反応機構 〜一緒にやりましょう # 18〜

はじめに

有機化学初学者の方(大学1, 2年生位)をはじめ,有機化学の反応機構について勉強したり復習したりする方を対象としています.
また,知識や考え方を深めることを目的としています.
間違え等があれば是非コメントをください.


今日の一問

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ヒントとポイント

溶媒がなんなのか考えてみたところスムーズに解くことができました.

この温度,室温程度でもこの反応は進むことは知らなかったので,勉強になりました.

また,Br源はなんなのか,気になったので,そもそも臭素は室温でどういう状態なのか調べてみたところ,

臭素(Br2)は密度の高い流動性の暗赤色の液体であり,室 温で 容 易 に気化し赤色の蒸気を生じる。蒸気は非常に腐食性が強い。水 にかなり溶けるが(33.6g /L,25℃),臭素の溶解 度は臭化物や塩化物が共存すると大きく増加する。(臭素 その用途と環境での変化,立 川 眞理子https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakyoshi/55/10/55_KJ00007514773/_pdf)

とありました.室温では気化することや腐食性の強さからして,かなり反応性が高そうなのと扱いたくないな,というのが正直な感想です 笑


解答例

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いかがでしたか.

酢酸中ということで,液性が酸性に傾いていることに注目すると良さそうです.

今回は以上です.

最後までご覧頂きありがとうございました.

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