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考えてもいなかった出国間近でのコロナ陽性

ドバイを離れる約三週間前、強烈な倦怠感に襲われた。

自分自身、環境の変化に強い方ではないと自覚してた中で、ここまで体調を崩していなかったので、ここで来たかという気持ちだった。

ただ、そんなに重くとらえず、1日しっかりと寝て、よく休めばすぐに良くなるだろうと軽い気持ちでいた。

しかし、中々倦怠感が消えず、その上強い寒気にも襲われ始めた。これは流石に普通の風邪じゃないなと思い、恐る恐る体温計を手に取り、体温を測った。


39.5°


日本でも、滅多に見ない数字がそこにはあった(笑)


ルームメイトもいたので、すぐに保険会社へ連絡、病院の予約をしてもらい受診、コロナの疑いがあるから、pcrしようと言われ、検査を受け、結果を待った。


結果はもちろん、、陽性。

その日から、違う部屋へ移動し、寮内での隔離生活10日間が始まった。

不思議なことに隔離と同時に熱が治まり、その他のコロナ特有の症状もなくとても元気な状態になった。


ピンピンしている、でも部屋から出られない。
文字通り、する事がなく退屈であった。


ただ、時間は無駄にできなと思い、日本で少しやっていたオンライン英会話に再登録し、英語学習と自重での筋力トレーニングを始めた。それでも、時間の経過はとても長く感じた。

ひたすら部屋の中にいるのは、本当にストレスの溜まる日々だったけれど、何事も自分次第だなと再認識する事ができたいい時間だったと振り返ってみるとそう思う。

そして、もう一つこのコロナ感染から学んだことがあり、それは当たり前のように明日を過ごすことができるとは限らないということ。

隔離生活を経たことで、残りの滞在日数がわずかになり、会おうとしていた人に会えない。行こうと予定していた場所に行けない。食べようと思っていたものを食べられない。

少し大袈裟だと思うかもしれないけれど、そういった瞬間は急に訪れる。


1日1日を大切に。


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