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ハレとケごはん

娘が産まれて百日経った。
心不全で死にかけたり母乳で悩んだり色々あったけれど、その数倍楽しく嬉しいことで日々満たされている。

34週、ガリガリのリスみたいな姿で出てきた娘は今や鏡モチみたいにぷっくり。ふくふくで美味しそう。

今までほぼ完母で育てていたのだけれど、夕方にどうしても授乳量が減る傾向にあったので、母乳量の増加とミルクを足す相談に母乳外来の戸を叩いた。
少しマッサージしてもらって、十分に母乳が出ているとお墨付きを貰ってニッコリ。

心不全になり、MRIの為に造影剤を入れて結局母乳を絞れたのは産後3日後だった。おまけにNICUにひと月以上入院していたので、搾乳していたとはいえ母乳育児に重要と言われる要件をひとつも満たしていない。
それでも努力すれば完母までもってこれるものだ。よかったよかった。

勿論ミルクで育てる事が悪ではないが、混合はたぶん一番大変。完母なら完母、完ミなら完ミで育てる方が楽だと思う。

世の中のかあちゃん達は母乳だろうがミルクだろうが頑張ってるよ。花丸あげちゃう。

という訳で、百日祝いを実施した。
こういうお祝い事は、本人よりも周りの為にやるものだ。

娘が産まれて百日ということは、私も死にかけてから百日経って、百日かあちゃんやったという事である。しみじみと感慨深い。

家人がぼそっと、「あの日、峠は越えましたって産まれて初めて言われた…」と渋い顔で言っていたが、峠、登っとったんかワレ。
色々な意味で百日経ったのはめでたい事だ。

奮発してでっかい鯛を買い、義両親、義理の兄夫婦を招いてお食い初めを実施。

余った鯛は半分に切って土鍋にぶっこみ、昆布でとっただし汁と醤油で鯛めしにした。

ビジュアルがつょい

参考にしたのは栗原はるみさんのレシピと

大好きな白ごはん。

土鍋ではじめてごはんを炊いたけど、不安すぎて何度も火を調整しちゃったせいで底が超焦げた。80点ですな。
しかし案外ちゃんと炊けるもんだ。感動。

ゴージャス!

このままでも美味しかったが、焦げたおこげの部分をよそって、だし汁とわさびを乗っけて茶漬けにしたらダミ声になるくらい美味しかった。

う゛っっっま…

お祝いが済んだらケのごはん。

夏野菜が出始めてきたので、大好きな野菜の重ね蒸しを作る。



湯気がすごい

トマト→人参
⇒塩⇒
ズッキーニ→茄子
⇒塩⇒
玉ねぎ→大根

今回はこんな感じ。トマトはマストだが、他の野菜は余ったクズ野菜を適当に。塩を振って重ね、蓋をして弱火で蒸すだけ。

初めて食べた時は衝撃だった。塩だけでこんなに美味くなるもん!?

ほんとはバーミキュラなんかの無水鍋で作るともっと美味しいんだけど、私はデカい鍋しか持ってないので少量だと洗うのが面倒くさい。普通の鍋でも十分美味いよ。

そのままでも、冷めても、スープの素にしても、オムレツに入れても美味しいので重宝する。

あと、最近紅しょうがって美味しいなと気付いた。

冷やし中華を食べたくて買ってきたんだけど、まだ大量に残ってるし…焼きそばにでもかけるか、と思ったんだけど、紅しょうががあるだけで一気に店の味に近づく…気がする。気がするだけかもしれんけど。

冷やし中華始めました
焼きそばはマルちゃん

昔、上司が「焼きそばには水を入れないのがコツだ!」と言っていたけど、確かに無水の方が美味しい。でもフライパンに焦げ付くので、私はメーカー指定より少なめの水で作る事が多い。
これだけで美味しさが結構アップするよ。

なんでも百点満点は目指さない。
7〜80点を目指して生きるのがいいよ。仕事以外はね。

ハレの日はケの日の連続上にあるのだから、ハレだからと気負わなくていいのだ。
ケの日をそこそこ大事に、楽しく暮らしていればそれ以上のハッピーはないと思うなどした普通の日。

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