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ひび

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日々のことについて文章を書きます。
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2020年5月の記事一覧

もうすぐ、また、ライヴ喫茶 亀を再開する。喫茶して、ライヴして、後はまあ適当に思いついたことを、沢山ここでやろうと思う。

物亀も、楽しかった。物流センター 亀、の略である。だけどやはり、ライヴ喫茶ですよ。何となく絵を描いたら、とても幸せそうな絵になったので、良かったら見てやってください。10分くらいで書きました。

ついでにTシャツにしました。

物亀-BUTSUKAME- で販売中です。

スキップの準備

この流行り病のせいで疲れた人たちは沢山いるだろう。自分はというと、新たな試みをしながら自粛期間を楽しんだ。ぴぃぴぃ口笛吹いて、まったく呑気なものである。

どこにも属さない自由の身で良かった。そして、今までやってきた沢山のしょうもないことを、ここにきて上手く活かすことが出来て良かった。そんなに辛く無いし、もう少しくらいは平気だと思う。会えぬ辛さはあるけれど、代わりに会う楽しみが増えた。お金も、さほ

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マイ・ライク・ソング

なんか知らんが好きな歌、というのがあるだろう。隠れた名曲、つうんですか?そんな大層なもので無く、有名でも無く、フェイバリットでも無く、ベスト10にも入らないかもしれないが、でも、好き。そんなマイ・ライク・ソングを、7曲、ノージャンルで紹介します。

①「羊の歩み」
奥田民生の、何かのアルバムの一曲であるが、好きな歌である。題名も良くないですか。歌詞も良いのです。ささやかな名曲、という感じ。この人の

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アイラブユーでお願い!

芸人というのは人気商売かもしれぬが、あまり人気ばかりを気にしていても仕方無い。大体、性根の腐った屑のような人間が他人に好かれること、それ自体が異常であり、本来ならば石を投げられて虐げられても何の文句も言えまい。自分なんぞは大して人気も無い漫才師であるが、それでも好いてくれる人が何人かいて、しかし、彼や彼女のために漫才を演るのかといえば、そんなことは一切無かった。お客にはいつも感謝していて、きっと向

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彼ら

自分の作る漫才には色々な種類があり、その中のひとつで、物語の漫才というものがある。

我々は新ネタを作るペースが非常に遅く、月にひとつでも出来れば良い方なのだが、サ店で相方とウンウン唸って、どんなんしよか、題材か会話か物語か、ウーン、などと言いながら、結局何も浮かばずにぬるい珈琲を啜るだけの夜も当たり前にある。逆にネタの骨組みさえ決まれば、後は一時間程度で出来上がることもある。「題材」というのはそ

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お引越し

近頃は何となくルーティン気味の暮らし、なるべくどこにも行かない、誰にも会わない、家と我が店を往復するだけの髭もじゃらな日々を送っている。起きて、自転車で店へ、パソコンをカタカタやって、自転車で帰宅して、寝る。一連のルーティンを繰り返すうちに、時間感覚、曜日感覚などが消失してしまい、また、物をよく失くすようになった。あれ?が口癖、涎ベッタリのおとぼけさんに成り果てた自分は、その日の事務作業を終えて夜

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感化の汁

人間というのはすべからく阿呆な生き物なので、すべからく何かしらに影響を受けてしまう。特に若い頃は様々な作品やエンターテインメントに感化されて、ときめくことも多し。これ自体は素晴らしいことであるが、阿呆な我々は、その気になって、受けた影響の数々を様々な場面で放出しては、気付かぬうちに露呈させる。後々恥ずかしい思いをして、ちょっとした黒歴史を歩むことも少なくない。

たとえばファッション。中学の頃、あ

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