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D43 | 01 デザインとは関係をよくすること

デザインを学んで、生業にして、考え続けて5万時間以上が経った。ずっとデザインとは何か?何ができるのか?考え続けてきた43歳の今、辿り着いた定義が「デザインとは関係をよくすること」。僕は今、何かと何かの関係をよくするための仕事をしている。

 例えば商品の魅力を伝えるパッケージを作るということは、商品とそれに関わる人の関係をよくすること。それが入社パンフレットなら会社とこれから入社する方の関係を、ブランディングなら、そのブランドと社会との関係を。そういった何かと何かの関係をよくすることが、僕の考えているデザイン。

 そう定義すると、デザインは世界のありとあらゆるものに関わることができる。日常の生活を豊かにすることも、困っている誰かを助けることも、世界の問題を解決することも。だから僕は、もっともっとデザインの力を有効活用してほしいと望んでいるし、デザインの力を広めていく活動をしている。デザインが小学校や中学校の義務教育で学べるようになったらいいなぁなんて…、そんな妄想もしたりしている。

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