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【大前提】親が子供を理解できないのは当たり前

こんにちわしまさんです。
今回はよく聞く「親の意見に束縛されがち問題」について解説していこうと思います。どう考えても不必要な大学に通わされる、独立したいのに就職を進められる、など今の時代ならではの親と子の認識乖離について書いていきます。

時代によって正解は変わり続けている

時代によって正しい生き方の正解は変化し続けています。例えば、今の自分の親たちもその親(あなたから見た祖父母)に自分を理解されずに戦ってきたことでしょう。

それと同じように、あなたは今自分の親の意見と戦っているわけです。
ですが、親はあなたを否定したくてあれこれ言ってくるのではないことをまず理解してあげてください。

今のあなたと同じように、あなたの親も自分の親と対立しながら成長してきたからです。「自分の子供には絶対に自分と同じ苦しみは味わってほしくない」親は誰もがそう言う気持ちで子供に意見を言っています。

それでも子供と親で対立することが多いのはなぜでしょうか。
その理由は簡単。時代によって生き方の正解が変わり続けているからです。

例えば

ちょうど今の僕らの親に当たる世代ではサラリーマンになることが正解でした。
いかに良い学歴を積みいい企業に就職できるか。
その後はいかに出世競争を勝ち抜いていい役職に着くか。
個人よりも法人組織が圧倒的に強い時代です。
それを考えて若い時から自分の価値を対外的に積み上げていくことが重要だったのです。つまり独立して成功する人なんてほんの一握り、もしくは変人。就職を前提としたキャリア形成こそが生き方の正解でした。

そのもっと昔は、軍人が偉かったり、さらに昔になると武士が、もっと昔になると男性なら狩りの腕を磨くことが、女性ならたくさんの子供を生むことが生き方の正解でした。

今の僕ら世代の正解は「スキルを身に付けること」です。
SNSやスマホの普及で誰もが質の高い情報を取得できるようになり、学校や会社といったコミュニティに所属せずとも自律的に行動ができる時代だからです。僕の経験から断言できますが、今の時代で最も必要なものはスキルです。

スキルはなんでも構いません。
僕はデザインをオススメしていますが、それ以外にも映像やプログラミングやマーケティングやインフルエンサー(拡散力は立派なスキル)やブロガーやweb系など書ききれないほど今は選り取り見取りです。

要するに「あなたは何ができるの?」と聞かれた時に答えられるものがあれば稼いでいける時代が今です。学歴も職歴も全く関係ありません。

例えば僕の知り合いのメイクさんで相場よりも相当高い額である、1現場10万〜で案件を受けている人がいますが学歴は中卒です。でも他のメイクさんたちよりも腕が良く、気も効くので高単価でも依頼が来るのです。彼女とは僕も仕事をしたことが何度かありますが、リテラシーが非常に高いのが印象的でした。学校に行っていない分早くから社会に出ていたからでしょう。
彼女は依頼が多く来過ぎてしまい一人では回せなくなってきたので、今は複数のメイクさんを抱えて自分も現場に立ちながらメイクアップアーティストのエージェントを運営しています。

例えば上記のような実例を踏まえて、今の親世代に一生懸命説明したとしてもおそらくわかってはもらえません。「その人は特別だから」と言われて会話終了です。仮に応援してくれる親だとしても「わからないけど子供を信じてあげよう」と思ってくれてるだけで本質的に子供の考えを理解できる親は少ないはずです。その時代をピンポイントに肌で感じられるのは10代〜20代です。

でもそれは仕方ないこと。親はあなたを育てるために全てを捧げてきた結果、時代について行けてなくなり化石人類になった人なのだと悟ってあげる必要があります。

いつの時代も、新しい世代の生き方は上の世代には理解されにくいものです。

親の反対で悩んでいる人はただの情弱

少し厳しいことを言うようですが、「親が〇〇と言うから」「親に何を話しても否定されるだけだから」そんなことを言ってグダグダやってるのは、あなたが情弱だからです。

僕の元にも「親が理解してくれない」と言った趣旨の相談がたまに来ますが「何言ってんだろう」と思います。

親がなんと言おうと、物理的な鎖で繋がれてるわけでもないし、言うこと聞かなかったら殺される訳でもありません。親の意見なんて無視してとっとと動いて結果を出せばいいのです。

親を言い訳にしている人は、結局のところ自己判断で動けないお子様ってこと。そんな幼稚なあなたを心配して親が意見してくるのは当然です。

あなたが大人になるまでの間、一番時間と愛情を注いでくれたのは親です。大人になってまで自分が行動できない言い訳を、その親に転化すると言う考え自体が浅過ぎます。親はあなたが思っているほど馬鹿じゃありません。結果を出せば理解してくれます。

ですが、子供が結果を出すまではほとんどの親は反対します。それは心配だからです。さらに行動しても結果を出せなければ「ほら言わんこっちゃない」と言って来ます。親心としては我が子に、危ない橋など渡って欲しくないからです。

それでも、どんなに反対されても自分が正しいと思うなら親を無視して行動するしかありません。あなたが行動できなかったことの責任を親は取れないからです。

親を敵視してしまうのは単にあなたが弱いから

反対意見を言われたら無視すればいいと書きましたが、それは親を敵視することとは全く違います。敵視せずに無視する。だってあなたが親を敵視してもあなた自身含めて誰も幸せになりませんよね。

具体的には、例えば親を敵視している人は二言目には「うちの親は〜」「成長環境が〜」と口にします。はっきり言ってそう言う人との話はめんどくさいです。なぜかと言うことこちら側にメリットがないし、そのことにすら気づいていないからです。自分のことしか考えていない上に、最大の恩人である親をディスってるので仕事相手としても信用できません。

親を敵視していると言うことは、親を無視できないと言うことです。
あなたがどう考えようと、親離れできていないのはあなた自身です。

親がよく言う「大学行きなさい」問題

これに関しては、シンプルに行く必要を感じないなら行かなければいい。
自分の意志を伝えた上でも親が「大学は卒業しなさい」と言って学費を払いたがるのなら払わせておけばいい。別に無理してあなたが退学届けを出す必要もないでしょう。学費が滞ったら強制退学になるので、それで大学をやめればいいだけです。逆にあなたが大学を必要だと思うのなら、超真剣にコミットすればいい。親が学費を払えなくてもあなたが稼いで払えばいい。
「大学行きなさい」問題も結局のところあなた自身の問題です。

他人にいちいち許可を得ようとする人は成功しない

親の意見に縛られている人は、親から解放されても親以外の人の意見に縛られます。本質的には誰に縛られるのかで右往左往しているだけの自分に気づいてください。

無意識的にも、他人の許可を得なければ自信がなくて行動できないのは自分。そうした自分に向き合って改善し行動して行かない限り、どこに行ってもあなたは人を言い訳にし人に縛られ続けます。

行動しなければ正解は見つからない

他人の許可を得ないと行動できない人は、行動する前から正解を探しています。ですが、正解は行動しなければ絶対に見えて来ません。

かく言う僕も何度も行動しては、後悔してその度に少しずつですが自分の正解に近づいている最中です。

正解は行動しながら都度軌道修正して行くことで見つけるもの。
生きることは選択の連続です。その時々で自分がいいと思ったものを選んで一歩ずつ進んで行くしかありません。

その場に止まって「正解は何だろう」なんて考えている間に、行動する人はどんどんと前に進んでいます。行動することは必ずしもいい結果を生むわけではありませんが、行動しないと確実に悪い結果しか生みません。

学歴で意味があるのは東大と藝大だけ

何となく考えてたのですが、日本の学歴で意味があるのでって東京大学と、クリエイターの場合には東京藝術大学だけではないかな、と思います。

と言うのも、自分が東大生だったら早稲田や慶應を下に見るからです。
藝大生だったら多摩美や武蔵美を下に見ます。

学歴で勝負したいならトップ以外は所詮どれかの下ですよね。
ちなみに僕は専門学校卒なので学歴でいえば超下です。

でも、そんな低学歴の僕よりスキルがあって稼いでいるデザイナーはかなりの少数派です。僕の友人が少ないこともあると思いますが、年商8桁で案件単価で数百万を稼いでいる個人のデザイナーを僕は自分しか知りません。要するに学歴は関係ないってことです。

親はわかって意見している訳ではない

子供の考えを尊重して応援する親も、そうでない親も本当にその子供の言ってることを理解している親は少ないと思います。前述の通り、世代が違うのでおそらく本質的には「??」となっておりわかってないのではないかなと思います。反対する親は心配だから意見しているだけ、応援する親はよくわからないけど信用してるだけ。そんなもんです。

あなたに答えを教えてくれる人はいないと気付こう

自分で考えるしかありません。親に限らずどんなに親しい友人でも、あなたの正解はわかりません。絶対にわかりません。自分の正解がわかるのは自分だけです。

フリーランスは実力主義かつ自己責任の世界

例えばあなたが経営者になりたいのであれば、就職するのもいい選択肢だと言えます。でも僕が若者に進めたいのは独立です。フリーランスになって欲しいと思っています。そして個人同士で有機的な繋がりを持って活動していってくれたらなと思います。

フリーランスは完全実力主義かつ自己責任の世界です。
「親が〜」と言ってる人は自己責任力が足りません。そしてそんな自分の実力はどうでしょうか。自分を改めて見直してみてください。

親を無視する→行動する→結果を出して認めてもらう

結論、あなたは親を無視して行動して結果を出すしかありません。あなたがどんなに時間をかけてこれから考えても、誰に相談してもこれが正解です。
そして親に自分を認めさせましょう。

自分が親になった時も無視される前提で教えよう

最後に、自分が子供を持った時にも「自分は子供を本質的には理解してあげられない」と言うことを肝に命じておく必要があります。

自分なら子供を理解してあげられる!なんて考えたら今あなたに反対している親と同じことを、自分の子供にもすることになります。

どんな親でも親は親。子は子です。

記事を読んでいただきありがとうございます◎普段はアートディレクター・デザイナーをしています。「つくることは生きること」そんな思いでnoteを更新しています。