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「安定」について ~植松努さんの「背中を押す」言葉②~

先日の植松さんの講演の中で、「安定」という話をしていました。

安定といえば、大企業。
人が増えている時には作っても足りないので追いつかない。
成功するためには誰かが成功していることをまねすれば、それで儲かった。それに対し、人が減る時には何をやっても余るから、既に誰かがやっていることをまねすると安い方が選ばれてしまい、食べていけなくなる。
安定は、そもそも「同じ」「普通」「前例」が求められていた昭和高度成長期に成り立っていたものであり、今では成り立たない昭和の昔話。
そんな今の時代は、子どもたちには安定を要求しないほうが良い。

(植松努さん講演会より)

今、私が生活をしていく中で大きく感じる不思議は「家電7年寿命神話」。家電は7年ほどで大体壊れて買い替える。
車は10年ほどで買い替えを提案される。
携帯に至っては2年ごとに機種を変えるのが当たり前。

昔から、こんなだったっけ?と思うことがあります。

携帯は子ども時代なかったので、なんともいえませんが、ポケベルが壊れた(古)、ピッチ(PHS)がヤバいなんてなかったような気がします。私が持っていたPHSなんて、本体価格1円でしたから(笑)。でも壊れませんでした。

日本の製品は丈夫で長持ち、と言われていたような気がするのに、最近はやたらと壊れるな~とうすうす思ってはいました。結局、丈夫で長持ちでは採算が合わないから違う方向にいってしまっているのだと、一市民、一消費者として感じています。

でも「低価格だから買う」と100%言い切れるのかと言えばそうでもありません。
きちんと他と違う特長、差別化がはかれれば、多少高額でも手を出すと思います。

この特長、差別化の部分がこれからの人たちには重要なカギになるのかな、と感じました。同じ、普通、前例とは相対するものとなります。

そのためには考える力と楽しむことが必要である、と私は考えます。

私はよく、
・一つのものをいろいろな方面から俯瞰して見る
・思いついたことをノートに書いて、目で見て、声に出して、耳で聞いて脳に刺激を与える
ということを定期的にしています。これは考えるワークの一例です。

答えのない問題を一人で考えるのではなく、いろいろな人がいろいろな視点から物事をみることで新たな気づきにつながります。これを続けることがワクワクにつながり、考えることが楽しくなったら最高。

とはいえ、興味のないことをあれこれ考えてもつまんなくなってしまうかな、と思います。興味のあること、好きなことってなんだろう?を常に頭の中に入れていきながら、自分の好きを見つけて、それをとことん追求する人になって欲しいし、私自身もそうなりたいなと思います。

最近、困ったことに息子が「特に」「別に」路線を突っ走っています。

何か興味ある?---別に。
将来何になりたい?---特に。
好きなことは?---太鼓の達人(ゲーム)。作る方じゃなくてプレイヤーとして。

これはちょっとお手上げ状態です。そんな状態からでも、いろいろな分野で活躍している先輩の映像を見せたり、話を聞かせたり、面白いこと、最近あった楽しいことを話してもらうことでようやく少しずつではありますが興味・関心のあることを探し始めています。

今、無理に好きなものを見つける必要はないと思うし、親として特に焦らないようにしようと心がけています(それは焦っている証拠かも💦)。
見つかった時にラッキー!とその分野に食いつけばいいと思うようにしています。

今後どうなっていくのかは親として不安は尽きませんが、人の一生ってその人がどう生きるのか。家族とはいえ、余計な心配を他の人にするくらいなら自分のことを考えたほうがいいかなと思います。

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