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【第二章】洗脳と解放

ずっとわたしを破壊しつづけてきたことば
「お前は無能だ」

死ぬ思いで退職した私は改めて自分を見つめなおしていた。本当に私は無能なのか?ずっと社長から言われ続けてきたが、実はある種の洗脳なのではないか、本当は私自身は無能ではなく、「無能」と思い込まされているだけなのではないか。そんな考えにふと行き着いた。そうならば「洗脳」とは何か「洗脳を解くとは何か」を学ぼう。そこに私の糸口があるに違いないと一歩踏み出す。


「洗脳と脱洗脳」

まずは洗脳について。洗脳という言葉で第一に想起されたのが「宗教」だ。ここでは主題から大きく外れるため詳細な記述を避けるが、洗脳といえば日本における最大のあの宗教団体を例に考えていく。

彼らの考え方の根本、手口は何でどのように信者を広めていったのか。逆に彼らが大きな事件を起こし、次々と逮捕、解散となっていく中で、脱洗脳をリードしたのはだれか。それはどんな考え方によるものなのか。を徹底して調べた。

スピリチュアル的なものではなく、こうなってこうなったら、そうなるといったロジック、手ごたえが欲しかった、私らしい思考アプローチで自分を地獄から救い出したかった。

「洗脳と脱洗脳」
あの宗教団体の元となった考え方と解いた人の考え方

洗脳という言葉で第一に想起されたのが「宗教」だ。ここでは主題から大きく外れるため詳細な記述を避けるが、洗脳といえば日本における最大のあの宗教団体だ。
彼らの考え方の根本、手口は何でどのように信者を広めていったのか。逆に彼らが大きな事件を起こし、次々と逮捕、解散となっていく中で、脱洗脳をリードしたのはだれか。それはどんな考え方によるものなのか。を徹底して調べた。

スピリチュアル的なものではなく、こうなってこうなったら、そうなるといったロジック、手ごたえが欲しかった、私らしい思考アプローチで自分を地獄から救い出したかった。


たどり着いた先は「脳科学」
人はみな島の管理人。

学びを進めているうちに洗脳のからくりと解き方は何となくわかった。じゃあ肝心の管理するべき「こころ」はどこにあるのか。そう思って次は脳科学に手を伸ばす。

あった。
こころの場所。
脳の中にちゃんと居場所があった。

それはライルの島(島皮質)と呼ばれる部位である。島皮質は自分の体の状態の意識化から, 運動・認知プロセス,意思決定,知覚・情動な ど非常に多くの機能に関与している。

この島皮質をどう扱うか、どう管理するか=こころを管理するということになる。つまり人はみな、「島の管理人」ということ。

島が敵に攻めいられているときには戦わなければならない。それが私の場合は社長からの洗脳という攻撃だったわけだ。攻め入られているにも関わらず、無条件降伏し、白旗を挙げ、属国化させてしまっていた。それが当時のわたし。そのほうが楽だったのかもしれない。なにも考えず、属国になってしまっているからという理由を盾に自分を甘やかし続けた。


意識とは

このころ、脳科学と並行して、量子力学にも興味をもった。
洗脳される先の媒体が「島皮質」ということはわかったが、そもそも意識とは何かを考え始めると量子力学に行き着く。

量子力学の導入としてはマトリックスを見てほしい。

私たちの人体、物体すべてをつくっているとても微細な物質・エネルギー単位のこと。マトリックスは「量子は意識すると物質化する」という事実のもと、どう解釈したかによって現実が確定していく。すべては脳が作り出した仮想現実という考え方に則って作られた映画。

つまり、島皮質にどんな信号を送るかで全部解決するのでは?
という考えに行き着いた。

遠回り大好きな私は、論より証拠だということで「自分もすべて量子でできているということを実感しに行こう」と思いヴィパッサナー瞑想をするために10日間山籠もりを行った。
もし余裕をもって12日間くらい休みが取れる人はぜひ行ってほしい。肉体を持ってして精神を理解することができる。※ただし、ヴィパッサナー瞑想は、「こころの手術」をもいわれるため、鬱真っ只中という人にはお勧めしないので注意。以下ネタバレを含むので注意

ヴィパッサナー瞑想は古代インドで生まれた考え方で「物事をありのままに見る」訓練をする。この訓練によって、解釈を入れずに刺激(熱い、寒い、かゆい、眠いなど身体的な刺激も含む)を受け流す方法を学んだ。

10日間の瞑想漬けの毎日の中で、就寝前の説法の時間がある。

最終日の説法では「明日からいよいよ、また毎日の生活へと戻っていきます。外の生活はここでの刺激の何倍も強い刺激が待っています。あなたのこころは島です。島に荒波がやってこようとも、また平穏で静かな波に戻ります。いつでも島はあなたの帰る場所なのです。島を守ってください」というようなお言葉をいただく。

何千年も前に発起された考え方の中に
すでに島の考え方があることに驚いた。

脳科学でいうところの「島皮質」であると、完全にリンクした。



今は島はどんな状態なのか。
島の外からくる波はどんな刺激なのか。
すべて本人の解釈次第だ。


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