見出し画像

もう書けなかった、ラブレター

みなさん、ラブレター書いたことありますか?

私は遠い昔一度だけめっちゃ濃いーーーラブレターを書いたことがあります、15歳の時でした。相手は高見沢俊彦さんです(笑)。

ラブリーな便箋にまず鉛筆で下書きをして、その後ペンでなぞり、消しゴムをかける・・・という何でもちゃっちゃっと終わらせたい私にしては本当に丁寧に書いた手紙です。キラキラインクのペンでハートや星をバンバン飛ばし、自分と高見沢さんが寄り添うイラストも描き、いい匂いのするスプレー(香水ではない、8x4のようなもの笑)をふりかけて封をしたラブレター。

ただそれをどこに送ったのかがちょっと曖昧です。今はネットで調べればファンレターの宛先や事務所のHPなどが3秒でわかりますが、当時は多分テレビ局か、ラジオか、雑誌に宛てたのかよく覚えていませんが送ったのは確かです。というのも、その後2、3日経ってから自分でも本能が赴くままに書いたぶっとんだラブレターが恐ろしくなり、これを高見沢さんが目にしたら嫌われてしまう!と心配したのです。

そして高見沢俊彦さんに濃いーーーーラブレターを書いて以来、今の今まで、私は日本語でラブレターを書いたことはありませんでした。英語ではあるんですよ、たくさん。英語だとね、ちゃっちゃとできるんです(笑)。

そんな私が先日、日本語でラブレターを書きました。送る相手は桜井賢さんです! またアルフィーか!!! と誰かのツッコミが聞こえてきますが、現在私が愛してやまない日本人はアルフィーの3人しかいないので、ラブレターを日本語で書くとなれば送る相手はあの3人しかおらんのです。

記念すべき2人目のラブレターの相手は桜井さんなので、必然的に3人目は坂崎さんになりますね。そしてまた高見沢さんに戻り、ほんで桜井さん、でまた坂崎さん・・・・(しつこい)。

書いてみて思うのは、日本語のラブレターって難しいなぁ、ということ。

私の愛を表現する語彙が足りてないのだと思いますが、狂気を醸し出さない程度に情熱を全面に押し出す文章が書けない(笑)。

そんなこんなで桜井さんへのラブレター(実際はお誕生日メッセージ)は ”いつも素晴らしい声をありがとうございます、アルフィーを続けてくれてありがとうございます” みたいな非常につまらないファンレターになってしまったのが悔しいです。

大人になった私は文章の流れやら、言葉のチョイス、内容などを考えて書くようになってしまい、もう本能が赴くままに愛の言葉(やら願望やら妄想やら)をだだーーーっと綴れなくなってしまいました。

分別がついたおばちゃんになった自分には、もう15歳の私が高見沢さんに書いたぶっ飛んだラブレターのようなものは2度と書けないのだなぁ、と寂しく思っています。

高見沢さん、あのラブレター読んでくれたのかなぁ。

シマフィー 

*アルフィーさんの再デビュー曲、”ラブレター”(1979年)をどうぞ!高見沢さんの最初のオリジナル曲・シングルの美しく悲しいラブソングです。(アルフィーさんは公式Youtubeがありませんのでファンの方がアップしている映像です)。

ベイエリア10万人ライブ(1986年)のラブレター

デビュー45周年(2019年)のラブレター


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?