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君の名は:シマリス編

シマリスを手厚く保護している(=甘やかし放題している)私ら夫婦(*アメリカ東に在住です)。
この季節になると庭には毎年7−8匹のシマがうろちょろしている。
彼らはナワバリ意識が強く、鉢合わせすると団子になってゴロゴロするほどに喧嘩をするのでなるべく誰も周りにいない時を見計らってヒマワリの種をあげている。

大抵は耳が切れていたり、しっぽやお尻に特徴があったりするので、ちゃんと見分けがついているものには名前をつけ、どの穴に帰っていくかも把握している。

野生の個体の寿命は2−3年、とあるが一年でいなくなる子もいれば7年連続で帰ってきた子もおり(彼女はThief・ドロボウという名だった)、夫は毎年特徴や穴をメモしておきどの子が帰って来たのかをチェックしている。

そして今年も”ころな”が帰って来た。この子はちょうどパンデミックが始まった2年前の3月に初めて確認したのだが(よってこの名w)、小さいのに人懐っこくって頭がよく、私たちの方にすぐに寄って来た。
これは私の勝手な推測なのだが、ころなが出て来た穴のあたりは過去にも何匹も人懐っこくて賢い個体が住んでいた。
ひょっとしたらそんなDNAが受け継がれているのかもしれない。

昨日のころなさん。ごきげんです。
もぐもぐする口元が激かわいい
時には手を使ってタネをきゅっきゅっとねじ込む

手乗りになるシマリスはほんの何匹かで、さらには自ら飛び乗ってくるのはあまりいないのでころなさんは特別扱いを受けている。

ひとしきり遊んで、さて家に入ろうか、と立ち上がった時にふと視線を感じた。

虎視眈々

タネを差し出してみるとこの子も素早く手に飛び乗り、ちゃっちゃっちゃっとタネを集めて巣穴の方に帰っていく。
その行方を追ってみると、同じ穴ではなかったものの、この子もころなさんと数メートルしか離れていない穴に入っていった。

君は誰や・・・?

夫にビデオを見せて ”見て、知らん人が手に乗ったよ!” と教えると、彼は驚いた顔をして

僕はこいつがころなさんだと思ってタネをあげてた・・・・ 

と告白した(笑)。

大きな違いは額にハゲがあるかないかと毛並みがボサボサかつやつやか、位で今日2匹に遭遇しなかったらこの夏中私たちは違う2匹を同じ名前で呼びおやつをあげていたのかもしれない(笑)。

とりあえず2匹目の名前は”ころな”みたいだけど違う2匹目、っていう意味を込めて
”ころに” にしておいた。

こんなに懐いているのなら去年も来たはずだけれど、このあたりに住んでいたのはころなさんしかいない・・・・ひょっとすると去年も分身の術を使っていたのかもしらん!
ころにのハゲがなくなったらもう見分けがつかなくなっちゃうかもな〜

シマフィー 

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