拍手をされて涙
ここ1週間風邪の症状があるため学校には出向かずzoomで授業をしている。(*アメリカ東で高校教師をしています)
昨日、やっとPCR検査の結果が出たので今朝の授業で生徒たちに報告した。
”PCRの結果が出ました・・・・・先生は・・・”
”どうだったの?大丈夫なの?何ーーーーー?”(悲鳴)
”ネガティブでしたーーーーーーー”
”やったーーーーよかったーーーー”(拍手、拍手、拍手)
zoomの窓1つ1つに生徒たちがアップになり顔の前で手を叩いてはしゃいでいるのが見えてちょっとだけうるっとした。
今週1週間はずっとリモートだったので、感謝祭の休みを入れると2週間以上会ってない生徒たち。風邪を引いたとゴホゴホしながら授業をする私に ”元気になるまで課題は出さないでいいよ〜”と大笑いしていた。自習のような形での学習だったので質問もできないし、一人一人の声を聞くこともなかった。
先生、明日は学校に来る?
毎日午後の授業が終わる頃にそう聞くが、こればっかりは私にもわからなかったので ”検査がネガティブで、咳が治ったらね” というしか出来なかったが、彼らもひょとしたらもうしばらく先生は学校に来れないのかもしれない、と不安があったのだろう。
これまでは会議や病欠などで臨時の先生を呼ばなくては行けない時には、生徒たちは やったーー自習だーー自由だーーー と喜んでいたものだけれども、こんな世の中なので、ひょっとしたらひょっとするともう先生に会えないかも、なんて思っていたのかもしれない。
教室いっぱいに鳴り響く拍手と雄叫びで隣の教室の先生が様子を見にきたのがカメラの端に見えた。
声は聞こえなかったけれど、近くにいた生徒が ”シマ先生、陰性だったよ” と話したのだろう、その先生も頭上で大きく手を叩いていた。
知らないところで私の健康を喜んでくれる人たちがいる
それだけで胸がいっぱいになり、ちょっと涙がにじむ朝8時の授業だった。
シマフィー
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