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The ALFEE ONLY

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シマリスのアルフィー愛が色んな形で表現されている場です。 #アルフィー #TheALFEE
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#歌詞考察

アルフィー銀行① 特典のお知らせ

”アルフィー 銀行は破綻しませんので、安心してみなさまの青春をお預け下さい” 高見沢俊彦さんご本人は笑って“ジョーク”として仰ってましたが、あながちジョークでもなく、むしろアルフィー 銀行は日本で唯一の信頼と実績をもとに長く続き常に安泰している "幸せ銀行" なのではないでしょうか。 あなたの青春を預けると定期的に(*毎日)色々な形の幸せが高い利息と共に貯まっていくアルフィー 銀行。 コロナ禍で外出を控えている方にも、毎年恒例のライブツアーやイベントがない現在でも(*ライ

世界はどう変わったのか:”Wind of Time" と”鋼鉄の巨人” The ALFEE

The ALFEEの楽曲を聴いていると あれ、これとあれは同じ世界観かな? というペアに出会うことがある。それはもちろん作詞作曲を一手に担っている高見沢さんの”世界”がそれぞれの曲に反映されているのなら当然だろうとは思うが、ふとしたことで 同じかな? と発見するとイースターエッグを見つけたようにふふふふ、と嬉しくなる。 *イースターエッグ Easter Eggs とは復活祭(Easter)の日にゆで卵を庭や公園のどこかに隠し、子供たちがそれを見つけ出すというゲームになぞらえ、

すれ違いのシンクロニシティ:”夏しぐれ”と”ラブレター”

”夏しぐれ” 松本隆さん作詞(作曲は筒美京平さん)アルフィーのデビュー曲(1974年)そして”ラブレター”は高見沢俊彦さん作詞作曲の再デビュー曲(1979年)。 どちらもアルフィーにとってはデビュー曲であり、どちらも高見沢さんボーカルの名曲だ。 この5年の間にデビュー作、続作がヒットしなかったり、3作目シングルが発売中止になったり、と自分達ではどうすることも出来ない苦境が続き、高見沢さんはオリジナルの曲を書くのだと懸命に頑張ったらしい。”ラブレター”以降のシングル70作品ほ

どんな和を想うのか:”平和について”

"平和について”は2003年発売されたThe ALFEE のアルバム Going My Wayの収録曲で、当時坂崎さんが参加していたザ・フォーククルセイダーズでもカバーされた名曲。 作詞は高見沢さん、作曲は加藤和彦さんの2分30秒という短い時間に美しいギター、幸ちゃんの歌声、歌詞のメッセージがぎっしり詰められている。 その物悲しいようなメロディーと歌詞に、私は子供の頃音楽の授業で聴いたような、それより前にじいちゃんの部屋の古いレコードから聴こえてきたような、懐かしさを感じる。

君の歩む道を信じて、 "The Way"

"The Way" はThe ALFEEの1999年発売のアルバム "Orb" に収録されている桜井さんボーカルの名曲。先日行われた夏のイベント初日の大トリでもあった(参加出来た人羨ましい!)。 このアルバムが発売されたのは私がアルフィーから離れていた長い冬眠期真っ最中だったので、初めて聴いたのは出戻った2020年。 1999年の20代後半の自分と現在の自分を比べて考えると、この曲を聴いたのがこの歳で良かったな、と思う。どの音楽でもそうだが時間と経験と視点が増えると歌詞の世

人生哲学を聴く:”鋼の騎士Q”

The ALFEE の72枚目のシングル”鋼の騎士Q"は、そのタイトルとは裏腹なケルティック音楽か、南米のフォークローレの様な何ともノスタルジックなイントロで始まる。なんとなく聴き手が過去を回想したり心にあるモヤモヤを浄化したいと思わせるような懐かしいメロディーだ。 全編の歌詞は迷いのない”あなたへの”応援歌である。あなたが15歳でも65歳でも、角度は違えども心にグッと突き刺さり元気をくれる歌詞なのではないだろうか。同じようなメッセージが含まれている楽曲は数あるが、この楽曲

The ALFEE の流れる歴史を聴く、"組曲:時の方舟"

一年前に発売された最新アルバム”天地創造”に納められた9分近い大作、”組曲:時の方舟”はコーラス、変拍子、アコースティックでフォーキーなギター、ギュインギュインなギターソロ、美しく伸びる歌声などのThe ALFEEらしさがぎゅっと詰まった名曲中の名曲! 先日の配信番組Come On ALFEEで初めてライブ映像を観て以来、この壮大な楽曲を魅せる照明と演奏・歌唱に感動が止まりません。 で、今回は絶対にこの曲の考察をしよう!と心に決めて歌詞を何度も読み、曲を繰り返し聴き、色ん

あなたの視点を自由自在に操る:"Nobody Knows Me"

アルフィーファンの”幸ちゃんボーカルベスト10”には必ず入っているのではないかと思われるこの曲。1984年に発売された名アルバム、The Renaissance に収録されています。 昨日ラジオ(終わらない夢)が終わった後にDMをいただいたんです、この曲の最後歌詞に載っていないコーラスの部分は何て歌ってるんでしょう?って。 アルフィーさんのコーラスは英語の単語だったり、フレーズだったり、文章だったり、ウーとかアーが混じってたりと色々です。ちょっと聞き取れそうなものも何しろコ

高見沢さんのキラリ★言葉のマジック

これまでにたくさん The ALFEE の楽曲の考察をしてきましたが、一曲まるまるの考察には至らずとも、部分部分で  ”おおっ!これはまさしく高見沢さん!” とニヤニヤしてしまうフレーズに巡り合うことがあります。 今回はそんな小さなフレーズにキラリと光る高見沢さんマジックを集めて考察します〜! 考察1 ”ラブレター” 見えない背景を見えないまま描く高見沢さん まずは1979年に発売された初の高見沢さん作詞作曲のアルフィー再デビュー作、”ラブレター” からこの部分↓の

寂しくもロマンチックな想い出は: ”坂道”

私はアメリカの私立高校で世界史を教えています、そして毎年最初の授業では生徒に楽しく学んでもらうために幾つかの約束事をします。 自分が思うように世界地図と年表を組み合わせて作り・使ってよい 暗記が必要な問題はテストに出ない テストや論文は全てオープンノート(授業で使った記事や地図なども持ち込み可、もちろん自分で調べて補足したノートも可) このあたりで生徒たちは歓声を上げて色めき立つのですが、もちろん全く勉強しなくてもいいわけではなく、史実や人物を覚える代わりに私の授業で

キラリと光る言葉のマジック:”閃光”

先週の高見沢さんのラジオ”ロックばん”の冒頭で流れた”閃光”!2001年に発売のThe ALFEE 20枚目のアルバム、GLINT BEATの一曲目です。このアルバム、自分は出戻ってから初視聴だったのですが(2年半前)自分が知っていたアルフィーさんではない新しい形の楽曲ばかりで驚いたのを覚えています。ある意味出戻りには刺激的な一枚でした笑。 タイトルの ”閃光” にみなさんはどんな光を思い浮かべたでしょうか? キラッ、キラッキラ、ギラリ、ギラギラ、ピカッ、ピカピカ、ツヤツヤ

素晴らしい明日を作ろうともがく君へ: "真夜中を突っ走れ!"

1984年に発表されたThe ALFEEのアルバム、”The Renaissance"! 中坊だった当時このアルバムを買い、子供ながらに感動にぶっ飛んだ記憶があるのですが、もう人生3分の1を過ぎた現在(注:150迄生きる予定)も聴くたびに”すげぇ”(語彙)とぶっ飛んでいます。 どの楽曲も”本当に40年前の音楽?”と疑わしいほどに輝き続けている名曲ばかりなのですが、その3曲目”真夜中を突っ走れ!”はイントロから疾走感に溢れる、本当に走り出したくなるようなスイッチボーカルとコ

こう聴こう! ”星空のディスタンス” と"星空のCeremony" The ALFEE

アルフィーさんには”星空の〜”というタイトル曲が3つあります。 1984年発売のシングル”星空のディスタンス”、1996年に発売されたアルバム”LOVE"に収録されている”星空のRendezvous(ランデヴー)" そして先日出たシングルの”星空のCeremony"です。 先日の記事でも触れましたが高見沢さんがインタビューなどで”星空のディスタンスをちょっと意識した”と言っていたように、この2曲はいくつか共通点があります。 桜井さんボーカルでシングル(2曲目はアルバム曲で

セレモニーじゃない、Ceremonyである理由:”星空のCeremony”

The ALFEEの通算71枚目のシングル、”星空のCeremony"---なんとあの”メリーアン”(16枚目のシングル)でオリコン入りして以来連続56作のトップテン入りという何気にすごい記録をすでに打ち立てているのです! 久しぶりにグワングワンギュインギュイン(語彙力)のロックなサウンドに桜井さんの未だ進化し続けている素晴らしい美声が響く名曲です! ”星空のディスタンス”をちょっと意識して、と高見沢さんがインタビューやラジオで言っていたましたね!(*サブスクが解禁されまし