ひまつぶし日記

鳥とパンと読書と節約が趣味。

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最近の記事

創作とプライバシーと家族にまつわる問題。

最近、とある「現実の出来事を元にした創作物」に登場させられた家族が、プライバシーを侵害されて辛い状況を強いられた心情を吐露していて、話題になっている。 そのこと自体については、ご本人同士のデリケートな問題もあるし、私個人としては娘さんを大いに応援したい気持ちになったものの、無関係な外野が騒ぐことを望んでいるとは思えないので、触れないでおく。 例えば「子供が産まれて嬉しい!」とSNSに書くことはあるだろうと思う。その写真をSNSに掲載したり、自分の絵でマンガにして載せること

    • 「わがままボディ」は、何がどうワガママなのか。

      近頃、「わがままボディ」という言葉が気になっている。 「一体何がわがままなんだろう?」という釈然としない気持ちと、「でも確かにこれはわがままボディと言う感じがするな…」という納得感が、私の中でせめぎ合っている。 わがままボディの意味は、大きく分けて二つある。(と思う) ① (主に女性の体を指して)グラマラスで豊満な体。 ② (男女問わず)ふくよかな体つき。 ①は、グラビア雑誌などで、魅力的な女性の体について用いられることが多いのに対し、②はユーモアを交えて自

      • 仕事が好きな私たちにない「最も大事な気持ち」。

        この間、元同僚と食事をした。一緒に働いていたが同時期に辞め、今は別々の会社で働いている。 会社の方針に納得がいかない、上司と考えが合わないとなると会社を去ってしまう、そういうところが私と彼女の共通点である。 人間関係が致命的にダメになったり、体や心を病んだわけでなくても、自分自身がどうしても嫌だと思うことがあるとダメなのだ。 彼女と久しぶりに会って、彼女が何度も繰り返したのは「会社に愛がある人間には勝てない」だった。 私たちは、転職先として選んだ会社で出会った。だから

        • どうしてこんなにもお風呂に入りたくないのか。

          今、お風呂にお湯をためている。お湯が溜まるまでのひとときが私に許された時間なのだ。あーーーー。お風呂ってなんでこんなめんどくさいんだろう。 まず、準備が面倒である。お風呂に入るためには、いくつかの手順を踏まなければならない。その中で一番面倒なのは、「お風呂を洗う」である。足が濡れるし、手も濡れる。私は犬のように体の一部が濡れるのを嫌う。水でもお湯でも嫌だ。でもあたたかい湯に完全に浸かると気持ちよくなる。 さらに、お湯をためはじめたが最後、ノンストップでレールに乗らなければ

        創作とプライバシーと家族にまつわる問題。

          N先生と、豆の虫の話

          N先生は、母の小学校の担任の先生だ。新卒で赴任したとしても母の十は年上のはずで、かなりご高齢だと思う。 私とN先生との思い出、それは私が小学生の頃にさかのぼる。 と言っても、N先生は私の小学校の先生ではない。 退職されていたか、別の学校で教壇に立っていたのかはよくわからないが、先生は町内のご自宅で、詩と文の教室というものを開いており、夏休みのある期間、私はそこに通っていたのだ。 詩文教室は、習字やピアノの教室とは全く雰囲気が違っていた。 他の習い事には、たくさん子供

          N先生と、豆の虫の話