第24回

死生観について考えるお年頃

生誕半世紀まであと1年となった。
よくもまぁ、ここまで無事に生きられたものだと我ながら感心する。

長らく虚弱体質な人生を送ってきたあたしは、三途の川を眼前にするほどの危機こそ瀕したことはないが、「このまま病院に運ばれなかったら死ぬかも」という苦しみは無数に体験してきた。

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