【テキトーでOK】領収書のカンタン保存法
はじめに
こんにちは、島田(@mshimada_tax)です。
電子帳簿保存法が今年の2024年1月1日から始まったとはいえ、紙の領収書をもらう場面はまだまだ残されていますよね。
あれ、よく無くしませんか?
それで確定申告の時期になって見つからない、ってことはありませんか?
今回は紙の領収書をラクしつつ、ちゃんと管理ができる、そんな一石二鳥な保存方法をお伝えしていきます。
概要をサクッと動画で確認したい方はこちらから。
保存対象物と保存期間
まず、紙の領収書の保存に関して、税法で決まっているのは、
・何を保存しなければいけないか
・いつまで保存しなければいけないか
です。
なので、具体的な保管方法は特に定められていないのです。
ちなみに、電子データの領収書等を保存する場合の決まりは電子帳簿保存法で別途定められています。
で、紙の場合は「領収書」という名称の書類だけではなく、「注文書」、「契約書」なども同様に保存が必要になります。
そしてこれらの保存期間はこのようになっています。
法人:原則7年間(青色申告で赤字(欠損金)を繰り越す場合は10年間)
個人事業主:原則5年間(青色申告の場合)
5年とか7年とか、正直長いですよね。
面倒くさいですが、税務調査で不正等が見つかって調査期間が長くなれば、それくらい遡られてしまう可能性があるので、しっかりと保存をしておく必要があります。
ラクしてちゃんと保存する方法
ここからが本題です。
領収書は保管しなければいけませんが、丁寧に保存する必要はありません。
ポイントは、「何月分がどこにあるか」が分かるようになっていることです。
おススメは、このような(下記リンク参照)ポケットファイルに、月別に領収書や請求書、レシート類を入れていく方法です。
Amazonなどで「13ポケットファイル」と検索すればズラッと出てきます。
(動画とは違うものです。)
決して、一枚一枚丁寧に台紙に貼ったり、日別に並び替えたりする必要はありません。
ただ注意点は、会計ソフトに入力する前の領収書などを入れないことです。
どれが入力済のものかが分からなくなり、入力漏れや入力の重複が起きてしまうので、必ず会計ソフトに入力してから入れるようにしましょう。
ちなみに、税務調査のときには、調査官が見たい領収書を指定してくるので、ポケットファイルから探して提示すればOKです。
まとめ
今回紹介した方法は個人事業主でも、会社員で副業をやっている方でも、法人経営者でも誰でも活用できます。
領収書は頻繁に貰うものなので、簡単に保存できる方法を知らなければ、それだけでストレスになりますし、経理ミスにも直結します。
ぜひご参考にしていただければと思います。
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