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「すこやかなほうへ 今とこれからの暮らし方」を読んで

こんばんは

今日は久しぶりに最近読んで良かった本のご紹介📚

著者である小川奈緒さんを知ったのは、やはり「voicy」であり、noteでもフォローさせてもらっている憧れの女性の一人だ。

こちらのエッセイ「すこやかなほうへ 今とこれからの暮らし方」は2022年の12月に発行されたもので、少し出遅れて手にとったのでした。

凛とした雰囲気で、自身軸をしっかり持たれている女性。媚びた雰囲気がないのにやわらさもある。そんな印象でした。

voicyでは文筆家ならではの言葉選びが素敵で、着いた声のトーンが聞き心地よく、すっかりファンになってしまった。
一方で迷い悩み、もがいていた過去なども話されていて、共感する部分もたくさん感じられる。

今回はこちらのエッセイを読んで感じたことを、気持ちを鮮度が高いうちに記しておこうと思います。

これより、目次を引用させていただきます。


“自分の手でつくる理由”

わたしは食べることが大好き。
でも料理はあまり得意ではない、困った性分だ。

ただ、ここ最近は身体に入る添加物や糖分、油分にこだわるようになってきた。 そうなると味の濃い外食やスーパーのお惣菜などを食べることが減ってきた。

子供が生まれて7年以上経つので、少しづつではあるが自炊のレベルが上がってきていると思う。とはいえ、誰かがやってくれると手をあげれば二つ返事で「ありがとう、頼むわ」と任せる。そんな感じで料理をすることに対してはあまりポジティブではなかったのです。

でも、自分の体調や食欲や気分に合わせて「料理をつくる」ということはオーダーメイドだと表現されていた。このワードがとても刺さりました。料理することがポジティブに感じられそうです。

例えば大好きな「カレー」で想像してみる。
お気に入りの店で食べるカレーは美味しい、こだわって仕込まれたスパイスたっぷりのルゥはもはやテロのようにわたしを攻撃してくる。参りました、美味しすぎます。

自宅で作るカレーでは本格派カレーと程遠いけれど、いろんな工夫ができる。

お腹がぺこぺこならひよこ豆を入れてボリュームを
毎日食べているナッツをトッピングして食感もたのしく
白米ではなく、玄米にいりごまをのせたご飯で頂くカレー

オーダーメイドをすると思うとなかなか悪くない。

“「面倒くさい」と闘わない”

この話…以前小川さんがvoicyで話されていたのを思い出した。

何か新しいことを始めて習慣化するには「最低2週間は毎日休まずきっちり続ける」と書かれている。さっそく実践してみた。

わたしは大分ご無沙汰していたヨガをチャレンジすることにした。2週間経って「やらないと気持ち悪くなる」フェーズまでたどり着くことはできなかったが、その頃になると「辞めること=今までの努力が無駄になる」と感じて悔しいので続ける事にした。

そのまま頑張って1ヶ月ほど経つと、「まずは1ヶ月がんばった」結果として評価できる。 その繰り返しを経て、わたしは今ヨガを初めて4ヶ月になる。
ここまでくるとほぼ日課として身体になじみ、身体のコンディションにも敏感になれている気がする。

おかげで先日息子のミニバスのクラブチームで親子バスケをしたけれども、筋肉痛にならずにとても感動した、笑。

”緑と花に元気づけられる暮らし”

小川さんの住まいには広いお庭があり、 リビング横の縁側の先には四季折々の庭木が望める。新築ではほぼ見かけない立派なお庭 。

庭木だけでなく、室内の観葉植物や花束のことについて書かれていた一節がとてもすてきなワードだった。

それが「花は大人のおやつ」ということ。お祝いやご褒美にお花を買いがちだけれど、むしろ本調子でないときに自分を養生してくれる存在。そうだよなあと頷いたのだ。

これを読んでさっそくコデマリを買いに走ったわたしです。

”友だちは変わっていくもの”

これぞまさに私のモヤモヤを言語化してくれたエピソード。読み終わったときに「ああ、確かにそうだよな。」と腹落ちして、とてもすっきりした気分だった。

息子を産んだのはさかのぼること約7年前。今と違って学生時代の友達と遊ぶことが多かった。 中学・高校・専門学校とそれぞれの友達の雰囲気は違ったけれども、学生時代の昔話をメインに盛り上がるというのがどうもわたしは退屈に感じていた。女子特有の昔の恋愛話や面白トークも悪いわけではないんだけど…。これはなんでだろうと、原因がわかっていなかった。

また、地元の友達は結婚が早く、子供の話題が早い段階で繰り広げられることになる。わたしが元々子供のことを苦手に感じていたので、そういった場にいると自分がすごく冷たくつまらない人間のような感じがして居心地が悪かったのかもしれない。

ちなみにその後、社会人になってからできた友達とは楽しく過ごせることが多かった。 みんな会社や待遇に不満はあれど、仕事をがんばる同志として話が盛り上がった。31歳の時に息子を出産し、やっと子供の話を一緒に楽しめるようになった。 子育てをしながら時間をやりくりして、夜の飲み会スタイルが昼のノンアルランチ会にすっかり変わり、忙しすぎる数年前より友だちと会う機会が増えた時期があった。

けれどもまだ私のモヤモヤは目の前から消えて去ってはいなかった。小川さんの言葉をお借りすると「いつも話が堂々巡りで、お互いの将来の話で盛り上がれない」。ほんとうにその通り。

子供の話や過去の話だけでなく「今自分が好きなこと」や「これからやりたいこと」が話したい想いがあったのだ。

そうならなかったのにはわたしにも原因があることも事実。自分ができるかわからないことを話すのはやっぱり恥ずかしいんだよね。 これからはわたしから「自分のやりたいこと」を勇気を出して話していこう、改めて思わせてもらった。


他にもこんな興味をそそられる目次が並んでいた、
また何回も読みなおしたい。

”「アナログ」なのではもう言わない”

”お金はクリエイティブに使いたい”

”やりたいことがまとまりだす年齢”

”最近のわが家はシェアハウスっぽい”

”小学校の隣で在宅ワーク”


とにかく素敵なインテリア

小川さんの住まいは古き良き風情を残しつつも、まるでギャラリーのような建築美を感じられる古民家だ。ここは本当に人が生活しているのだろうか?と思ってしまうほど。写真集のようなうっとりしてしまうエッセイです。

小川さんのInstagramアカウント

古民家特有の濃い茶色の木材を使った、フローリングや家具が趣深い。一方で北欧のデザイナーズ照明もふんだんに配置されていて、改めて和×北欧の相性の良さを感じる。

また、お庭を眺める縁側にも、ブラックのアカプルコチェアがギャラリーのように飾られている。どこを切り取っても映画のように絵になっている。

我が家はナチュラル系のインテリアで明るい木材をフローリングと家具に選んだ。もちろん住まいは気に入っているけれど、元々古民家カフェなどが好きなので、ないものねだりで憧れを持ってしまう。


というわけで、今日は“推しの小川さんの新刊”について語ってみました📚最後までお読みいただきありがとうございます🙏

このnoteでは「webライター1年生」のアラフォー主婦の日常、
日々の小さな喜び、学んだこと、暮らしが整ったことなどを綴っています
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