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生活環境を変えてみた。ワーケーションとは違う、移住してテレワークする意味。

「ワーケーション」の楽しそうなイメージ

wikiによると、「ワーケーション」とは、「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語、とのこと。

リゾート地とかホテルとかで、遊びがてら仕事をする、みたいなイメージでしょうか。いや、切り替えてちゃんと仕事する人が多いのでしょうけども。

種子島に移住する前は、なんとなく、ワーケーション楽しそうだな、やってみよう、くらいのつもりでした。しかし、離島生活を送るうちに、バケーション(休暇)とライフ(生活)は違うんだって気付きました。

現地の住民になり、生活するということ

バケーションでホテルとかに宿泊しても、そこの住民にはなれない。住民じゃないと、たとえばゴミ捨てとか学校の当番とか、生きていく上で必要なコミュニティとの、のっぴきらないやりとりがない。

バケーションしながら仕事をすると、リフレッシュになりクリエイティブな発想も生まれるかもしれない。でも、そこに生活があると、必死に生き抜く中で、人生観を変えるような体験とか、貴重な出会いが生まれる。

種子島に住んでみて、住民になってみて、離島割引カード(船や飛行機に割安で乗れる)を手にしてみて、現地の生活の喜びも厳しさも味わえている。楽しいだけじゃないけど、だからこそ、人のありがたさが身に染みて、それとともに、自然の豊かさも体の中にジワ〜っと染み込んでくる。

離島割引カード 離島振興施策の一環で、船や飛行機を割安で利用できます


移住ワークと、遅かれ早かれ生まれる惰性

ただ、どんな環境でも、生活していると少しずつ慣れと惰性が生じてきます。種子島に移住して2ヶ月が経ちますが、リズムができてきました。

朝、子どもたちを学校や幼稚園に送って、夕方までPC画面に向かってテレワークをして、夕方子どもたちを迎えに行き、夜、仕事が終わったら芋焼酎(種子島の南泉や、屋久島の愛子)を飲む。そうすると、充実はしてるものの、同じような日々で時間の経過が早くなります。

すると、学校までの屋久島が見える通学路や幼稚園までの山道でも、新鮮な感動は薄れてきてしまいます。当たり前なんですが。

屋久島が見える通学路

むしろ、1ヶ月に数日帰る、東京の人の多さや便利さが新鮮なんです。埼玉では車を運転していて、信号の多さに辟易したり、どのガソリンスタンドも、日曜でも堂々と営業していることに感動したりします。種子島(南種子町)では、日曜は当番制でどこか1ヶ所しか空いていない。

さらに、会社のオフィスに立ち寄り、職場の仲間と顔を合わせてなんとなしに話せる大切さ。今なら、飲みにも行けますし。その通勤経路での、1時間くらいの浮いた時間の良さ。

結論:生活環境を変えてみる価値

つまり、何を言いたいかっていうと、生活環境に意図的な変化を作ることで、心が揺れ動いて新たな発見があるものなのだなあと思ったのでした。

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