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海外の水を毎日3,000ℓ使っている?バーチャルウォーターと影響力

〈2分で読める記事です〉
みなさんこんにちは。大島佑介です。

今回は水のデータを通して世界への影響力を考えてみます。

私たちが毎日1人あたりどれほどの水を使用しているかイメージは湧きますか?
2010年のデータでは日本人はおよそ300リットルを生活用水として使用しているそうです。生活用水はトイレやお風呂、炊事、洗濯を指します。

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引用:国土交通省 図-生活用水使用量の推移

300リットルは浴槽1,2杯分です。わりとイメージ通りか少し多いくらいでしょうか。

ところが私たちが利用する水はこれだけではありません。食料の生産過程にも多くの水を利用しています。バーチャルウォーターもそのひとつです。

バーチャルウォーターとは、食料を輸入している国(消費国) において、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したもの
引用:環境省

一説によると、私たち日本人はバーチャルウォーターとして3,000リットルを毎日使用しているそうです。日本人が生活用水として使用する量の10人分とは驚かされます。

私たちが大量の水を使用している一方で、水不足に苦しんでいる地域があることに若干の心苦しさを覚えます。同じように感じる方もいるはずです。

それに対して私たちができることで効果的なことは、地産地消の食事を意識することかもしれません。少ないフードマイレージを選択することと言い換えることもできるでしょう。

食料品を輸入することが水の輸入に繋がっているのであれば、地産地消をすればバーチャルウォーターは減るはずです。

さらに言えば輸送に必要なエネルギーや排気ガスを減らすこともできます。

自分ひとりがやったところで変化しないのでは?と思う方はエシカルについて学ぶとイメージが湧くかもしれません。

エシカルについてはこちらの記事に簡単にまとめているので参考にして頂ければと思います。

私たちは日本にいながら海外へ影響を与えています。水に限らず、私たちの日常生活は世界中へ影響することも覚えておく必要がありそうです。

株式会社task
大島佑介


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