おかえり&いってらっしゃい、はやぶさ2号

6年約3億kmの孤独の旅からさらに11年の孤独の旅へ
ついにはやぶさ2号、予定通り無事にオーストラリアにカプセルを落として、次なる小惑星へとスイングバイ。
地球に帰ってきて荷物だけぽいっと渡して、懐かしんだり感傷に浸る間も無く、次の使命を果たしに旅たちました。
なんだか切ないようで、らしいようで。そんな感傷にとらわれるのは人間だけで、当の本人は微塵もそんなことは思ってもいないのでしょうが。
遠く離れた旅路は、孤独に見えて孤独じゃない。不具合が出れば即座に対応してくれる。次に帰ってくるまで、ずっと見守られ続けている。
元気でまた、新しいワクワクを持って帰って来て欲しいです
本当に、徹夜してスペースシャトルの打上げや帰還をテレビで見て感動していた頃には夢物語であったことが、どんどん実現されていく。
あんな大海原を一人で行って帰ってくるなんて、そしてまた出かけていくなんて、満身創痍で帰ってきたフロンテイア兄貴分から一気に格段にパワーアップして。待っている側だけが年をとっていく寂しさもあるけれど、その度ごとにきらめいていた夢を思い出す。
はやぶさ2号を思う時に、「2001年宇宙の旅」の“ハル”や、「楽園追放」の”フロンティアセッター”を思い出したりもするのだけれど、ひょっとしたら私も生きて一緒に宇宙に出られるかもしれないと思うと、健康で長生きするぞ!と思ったりもして、次のハレーすい星を見るのも余裕で叶うかもしれないとワクワクしたりもする。
大きなことを考えているとすべてが小さい問題のことに思えたりもするので、鬼が笑おうがなんだろうが、健康で長生きして見られる未来を楽しみに生きていきたいですね。
はやぶさ2号が持って帰って来た、りゅうぐうの土の解析結果が待ち遠しいですね。
新しい科学がまた増えていく。
新しい事実を知る楽しみと共に、これから多くの楽しい未来を自分で作り出していける力や知恵を、若者や子供達にも伝えていきたいと、改めて思ったのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?